自己紹介&サイトマップ
ならまち月燈って?
女性臨床鍼灸ならまち月燈
奈良の興福寺南円堂、猿沢池のすぐ近くにある女性専門の指圧鍼灸院の名前です。2024年現在、実在しています(笑)
わたしが創業して7年目になりますが、鍼灸師2名、あん摩マッサージ指圧師2名、セラピスト1名のシェアサロンとして、2ルームフル稼働で、たくさんの女性のお悩みにお応えするべく、日々精進中です。
東洋医学に根差した伝統の養生の智恵と、最新の脳科学、心理学を含む西洋医学の知見を融合しながら、完全個室、完全予約制でおひとりおひとりのお悩みにに真摯に向かい合う場として運営してきました。
この場にいらしていただいて、日々のお悩みやどこに相談すればいいかわからないことを投げかけてくださいということがまず一番です。
なのでアカウント名は『ならまち月燈』としていますが、そもそもnoteを始めたきっかけは、一年前、『指圧私塾』という指圧の認知度を増やし、愛好者を増やしたいという想いだったので、はじめは指圧についてばかり書いていました。
サイトマップをつくるうえで、目次を並べるべきだったのですが、なぜかうまくいかず、とりあえずマガジンにまとめてみました。
👍指圧について
身体療法と心理療法
心理療法ということばは日常的によく耳にするようになりました。
身体療法という言葉も普遍的・・とはいわないまでも、からだにアプローチするんだろうというイメージはあると思います。
でもこころとからだのどちらもにアプローチする療法はどうでしょう?
東洋医学は身心一如ということばが土台にあり、こころだけ・・または、
からだだけを対象にすることがありえない療術です。
西洋医学でいう、心療内科のようなもの。
心療内科の東洋医学版みたいなものをわたしはずっと目指してきました。
まずからだの不調からアプローチするので、身が先。
でも、本当は身も心も…ということばがあるようにこころとからだはわかちがたく一体なのです。
わたしはもともと学生時代はカウンセラーになりたくて、心理学専攻の心理職志望の学生でした。
でも、いろいろな経緯から違う職業につき20年が経って40半ばで鍼灸理療の専門学校に入学し、女性専門の指圧鍼灸院を開業し、臨床を重ねていくと、これは結局はからだを通してこころを診る心理職なのではないかと思うようになりました。
でも心理職ということばは、やはり臨床心理士、公認心理師のみが名乗れることであって、指圧師がカウンセリングやカウンセラーを標ぼうすることには、わたし自身抵抗がありました。
こころとからだ、どちらもにまたがる課題を感じていらっしゃる方のお役に立ちたい。
女性はどなたかのケアを担っていらっしゃることが多いです。
当院にいらっしゃる患者さんの三大職業をあげるとすれば、教師、看護師、介護士です。
みなさん、職域の対象の方々のケアに疲弊されている。
家庭においても、子育て、介護を抱えていらっしゃる方は、自分自身のケアを切実に求めていらっしゃる。
ケアワーカーのケアをするための場がもっともっと必要です。
そうしたことを感じているうちに、からだに起こる症状の火消しより、もっとしっかりとこころを支える場をつくりたいと思いました。
老父が、老人性のうつ病と診断され、入院加療した経験も、その切実な動機になりました。
私自身が、精神科の服薬を必要としているわけでも、専門的な精神分析を受けたいわけではなく、普通に否定されることなく、よしよし、よく頑張っているね・・と言ってもらう場所が必要だったのです。
思い切り愚痴ったり、泣いたり、ゆううつな気持ちを発散させてもらえる、身体的にも心理的にも社会的にも安全な場所が欲しいと思いました。
こころの専門家と出会おうと思うと、大学付属の相談室や精神科付属のカウンセリングルームなどしか、わたしは浮かびませんでした。
そういう時に、ウェルビーイングコーチングに出会いました。
コーチングをわたしは心理療法と思っていませんでしたが、私にとってコーチングを学ぶ過程は心理療法そのものでした。
なので、ウェルビーイングコーチングを入口に心理療法についても概観してみようとこころに重点がある記事をまとめてみました。
奈良セラピー
わたしは、兵庫県加古川市生まれで、23歳までを神戸周辺で、23歳で最初の結婚をしてからは京都で23年間暮らしました。
とても京都らしいところで働き、子育てしてきたので、京都のことはとても気に入ってました。
だけど離婚し、指圧師という新しい職業について、再婚したあと、奈良に引っ越してきて、5年目ですがもう奈良の土地に骨を埋めようと深く深く決意するほど奈良に魅入られています。
そして、奈良が好き!と思っていると、どんどんどんどん奈良好きの方と知り合うようになりました。
このnoteでもそうですが、『ならまち月燈』には、私の施術どうこうよりも、奈良が好きで奈良に来られる口実づくりのために通ってきてくださるのではないかと疑うほど、奈良好きな方が集まってこられます。
ナラティブセラピーという心理療法があります。
ナラティブとは物語のことですが、臨床の場で語られる物語を中心にして展開される療法をいいます。
奈良ということばの語源には諸説ありますが、ナラティブのナラも含まれるのではないかとおもうほど、たくさんの物語で成り立っている場です。
奈良時代の聖武天皇や光明皇后の物語、大仏建立のような大きな物語から、名もなき庶民の物語まで、さまざまな人間の営みが、奈良ほど言葉にして残っている場はないでしょう。
ことばにセンシティブなかたは、みな奈良に惹かれてやってくる・・というのが、私の持論です。
有形無形、大小問わず、そのかたが惹きつけられる物語が奈良にはあるのです。
奈良に来て・・いや、来なくても奈良に想いを馳せるだけでもそれはセラピーになるとわたしは思います。
興福寺や東大寺、法隆寺といった大きな世界遺産のお寺から、ならまちにたたずむ小さな祠・・すべてが懐かしく、こころに染み入ります。
奈良についても、ぼちぼち書き足していきたいです。
河合隼雄先生について
noteを書き始めて、約一年。
こうして整理してみると、たった一年でもいろいろと書きたいこと、読みたいことの変遷があるものですね。
少しでも興味を示して下さって、スキやフォローくださった方々、またコメントまで下さった方々には、本当に心よりの感謝、ありがとうをお伝えしたいです。
日記もSNSも3日も続かないタイプのわたしが、一週間に一度とはいえ、こうして愉しく発信を続けて来られたのも、noteという仕組みと読んでくださった方々のおかげです。
少しづつ方向性の流れは変わっても、根源にあるものは変わらないので、それぞれのマガジンを発展させるかたちで記事は書いていきたいと思っています。
そのなかでひとつだけ。
わたしがこれから後半生をかけて取り組みたいことに、河合隼雄先生の高著を読み継ぎたいということがあります。
「河合隼雄を読む」というそのものずばりの本があるほど、河合先生のファンは多く、それぞれの河合本読書体験があり、また一流の作家さんや学者さんが読み解いていらっしゃいます。
だから、私ごときがとんでもない・・とは思うのですが、河合先生のお名前を通じてこの場で繋がれた方々が、何人かいらして、それはわたしにとって、思いがけない宝もののような体験でした。
なので、これは是非同好会とか、愛好会のノリで、それぞれの身の丈にあった河合隼雄体験を語れる場をつくりたいと思うのですが、共同マガジンがいいのかどうか、判断しかねてご相談申し上げます。
どなたでもご提案や、アドバイス、こんなことなら協力できるよ・・みたいなことがあれば、コメントいただければ嬉しいです。
自己紹介とサイトマップと銘打ちながら、なにかよくわからない記事となりましたが、今後のnote生活を展望するよい機会となりました。
最後までお読みくださったかた、本当にありがとうございました。
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