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沖縄「平和の礎」に行ってみたら、まさかの大物有名人に出くわした平社員

 どうも。人生で初めて生で見た芸能人はほっしゃん。だった男。


平社員です。

 僕が高校生の時にバイトしていた居酒屋にご飯食べにいらっしゃってました。
 すごい優しい雰囲気で注文する時も腰が低く、帰る時には厨房に向かって「ごちそうさまでした」と声をかけるめちゃめちゃ礼儀正しい素敵な人でした。

 テレビで観るような有名人が優しい対応をしてくれた時ってなんか嬉しくなっちゃいますよね。

 そして先日偶然にも超有名人(?)に出くわす体験をしたので、今日はそのお話しを記事にしてみます。


平和祈念公園、平和の礎に行った男

 先日、沖縄県糸満市にある平和祈念公園に行ってきました。

沖縄平和祈念公園


 この公園は、太平洋戦争末期に起きた県民を巻き込んだ地上戦「沖縄戦」での犠牲になった多くの方を弔い、沖縄戦の悲劇を次世代に伝え、今後の平和を願うために作られた場所です。

 沖縄生まれの人間なら、小学校の時に平和学習などで必ず来ることになる場所です。
 僕も初めて行ったのは小学校の時だったと思います。
(おじーが沖縄戦経験者だったので、もしかしたらおじーに連れられてもっと小さい時に行ってたかも??)

 ただほとんどの若者がそうだと思うのですが、小学校の平和学習で行って以来、自分で行く機会はほとんどありません。

 僕も去年までは、自分で行く機会は全くなかったです。
 ですが、去年の4月にふと
「そういえば小学校以来、行ったことないな」
と思い出したのです。

 戦争について学んだり、平和を願う場所なので楽しい気持ちで遊びに行くような感じではないのですが、
「記憶の中にある小学校の時に見た光景と変わらないのだろうか」
「子どもの時になんとなく過ぎてしまったあの場所は、今の自分はどう感じるのだろうか」
と考えだして、久々に行ってみたくなったのです。

 去年小学生ぶりに行った感想としては、
「行って良かった」というのが率直な感想でした。

 平和祈念公園は戦争の資料館があるのですが、
それが小学生の時にみた記憶のままで
「あ、そうそう。こういう展示とか資料とかあったな。」
と当時の記憶が蘇りとても懐かしい気持ちになりました。

 また、大人になって改めて戦争の資料を見てみると、
戦争当時いかに過酷なで悲惨な状態だったかが伝わってきて深く考えさせられるものがありました。

平和祈念公園から見える美しい海

 資料館を出るととても綺麗な海を一望できます。
戦争についての資料を見たあとにこの景色を観ると、今この瞬間の平和な時間がいかにありがたいかを感じます。

 この公園はとにかく綺麗な場所なんですよね。
海が一望できるのもそうなんですけど、ゴミをポイ捨てするような人が来ないので全体的にすごく綺麗です。(語彙力が終わりました。)

 また来よう。
そう思える場所です。

6月23日は「慰霊の日」

 沖縄には「慰霊の日」という特別な日があります。

 沖縄戦での日本軍の組織的な戦争が終わったとされる日で、沖縄戦等で命を落とした戦没者の方々を追悼して平和を願う日です。
 沖縄では公休日になっています。

慰霊の日が近づいたこともあり
「今年もそろそろあの場所に行きたいなー」
と考えていたのですが、6月がめちゃめちゃ忙しくて休日もグッタリしていたため中々行くことができず。

 7月に入って少しだけ落ち着いたので、やっと行くことができました。

戦没者達の名前が刻まれた「刻銘碑」

 相変わらず綺麗な場所でした。

 去年とはまた違ったものを感じるかもしれないということで、今回は刻銘碑をゆっくりみてみようと思っていました。
 しかし、そこでちょっとした悲劇が…

平和祈念公園に1人で行った男の末路

 なんと今回は修学旅行生の団体が来ていたのです。
(制服、雰囲気をみるに多分内地の学校)

 そりゃあもう凄い騒ぎ散らかしていました。平和の礎の前で。

 なんか見た感じだと引率の教師がいなかったんですよね。今の修学旅行って生徒だけで行ったりするもんなんですかね?
 生徒たちだけですごいギャーギャーやっていました。

 個人的にはそれがもの凄く残念で…
どう過ごそうがその人の勝手だと言われればそうかもしれませんが。

 平和を学び、平和を願うようなこの場所でなにやってんの??と思ってしまって。


 戦争資料館の中では終始ヘラヘラしている学生たちの中、ゆっくりとみる気分にもなれず。

 平和の礎でもふざけ倒しているので刻銘碑もゆっくり見れず。
「なんなんだコイツらは…」と思ってしまいました。

 まあ学生達からみれば、ド平日の昼間に1人で平和祈念公園に来ている25歳の方が「なんだコイツ」かもしれません。

 でも僕の他にも、
小さいお子さんを連れて来ているご夫婦や、
花を添えに来たおじーおばーのご夫婦などもいらっしゃいました。

 言い方が極限に悪いことを承知で言いますが、
あの修学旅行生たちはあまりにも「邪魔」だったと思います。

 心が狭くてすいません。
これを読んで気分を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ない。

諦めて帰ろうとした時、あの「有名人」が…

 今日はタイミングじゃなかったんだな。
と思って帰ろうとしていた時、ふと前方をみると何やら奇妙なシルエットが向かって来るのが見えました。

突如現れた謎シルエット

僕は視力が両目1.0なので、少し遠いくらいのものであればなんとなく見えます。

ん??
は?
あれ??

あれってまさか。
え??ホントに??

段々と近づいてくる「それ」の正体に気付くまですぐでした。

正体を現した謎シルエット

ガチャピンさんーーーーーーー!!!

 25歳にして一人でテンション上がってしまいました。生でみるの初めてだったので…

 まさか沖縄でガチャピンさんに会えるなんて…
ホントにガチのガチャピンでした。ガチピンと呼びます。

 撮影中っぽかったので流石に遠くから見守るだけにしましたが、なんだか凄く嬉しい気分になりました。

 有名「人」と言っていいのか迷いましたが。

 今日はタイミングだったんだなぁと思いました。

結果、今年も行って良かった

 残念なこともあってゆっくり見れなかったけど、最後ガチャピンさんに会えたからまあ良しとするかー

と帰ろうとしていた頃、
刻銘碑の前に花が添えられているのを見つけました。

誰かが添えた花

 この場所にご家族の名前が刻まれている方もいらっしゃるんです。
 訪れた方々の写真には、泣きながら刻まれた名前をなぞるおばーの姿もありました。

 ここに来ることで思い出される方々がいるんです。

 この場所は綺麗なまま、いつまでも残っていくべき場所だと感じました。


 今まさにウクライナで戦争が起きていて、日本も対岸の火ではないと言われたりしていますね。
 沖縄も米軍基地があったりして安心しきることはできない状況のようです。

 できることなら戦争なんて起きないで、いつまでも平和に暮らしていたいですね。
 もう2度と沖縄で血が流れるようなことは起きてほしくないです。
 大した知識もない僕が言うとなんかすごく軽く聞こえちゃいますが。

 友達にこんな話したら
「なんかお前?真面目じらーか(真面目なフリか)??」
と笑われるんでしょうね。
 一人で平和祈念公園に行くなんて話もできません。
同世代で一人で行くような人いないと思います。

 なのでこのnoteと、自分の心の中で密かに平和を願う平社員でした。

それでは。

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