鍵盤ハーモニカを吹いてみた

私は小学校中学校高校の音楽の授業以外に楽器を習ったことがないのだが、楽器を演奏することは好きである。最近、鍵盤ハーモニカを買ってみた。HOHNER社のAirBoardという37鍵の楽器である。

鍵盤ハーモニカというとピアニカ、メロディオンという名称でも親しまれており「小学校の音楽の授業で使う教育楽器」として知られているかと思う。しかし鍵盤ハーモニカは以下の特長を持つ楽器であり、大人も手軽に楽しめる逸品である。

まず持ち運びやすい(軽くて手ごろなサイズであり、携帯性に優れている)こと。前述のAirBoardを含め、鍵盤ハーモニカは携帯用ケースとセットで売られていることが多く、37鍵や32鍵の大きさだと軽くて片手で持ち運べる。さらに上位の44鍵ともなるとそこそこの大きさになるが、それでも公園に散歩に行くついでに外で演奏する、というユースケースはありだと思う。44鍵を選ぶならばHAMMOND44 PRO-44HPあたりになるかと思う。

続いて鍵盤を1つ押すだけで出したい音が出せるということ。教育楽器として広く使われているリコーダーとの大きな違いはこの点で、リコーダーは複数の穴を指で正確にふさがないと音が外れることがある。またリコーダーはそれぞれの音を出すための指使いを覚える必要がある。鍵盤ハーモニカは指1本で鍵盤を1つ押すだけで音が出るし、高い音が出したければ鍵盤の右の方を選ぶだけだ。

そして電気を消費しないということ。電子ピアノのようにコンセントを使う必要はなく、音を出したければ唄口から息を吹き込んで鍵盤を押すだけでいい。

以上の特長から、教育楽器として教室の机の上だけで使うのは鍵盤ハーモニカのメリットを最大限に活かせず、アウトドアでメロディが思い浮かんだら吹いてみる、という使い方に向いている。街に出ると駅前でギターやサクソフォーンを演奏している人を時折見かけるが、鍵盤ハーモニカも同じポジションで活躍できると思う。

説明はこれくらいにして、以下は私が音を出してみた様子を。感想はコメントでどうぞ。いいねと思ったら投げ銭を。そして鍵盤ハーモニカの愛好家が増えることを願う。

なお演奏動画は140秒以内に収まった場合はTwitterに、140秒を超えた場合はYouTubeに公開している。


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