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泣きながらでも生きられる

十分に子どもができる年齢だけど、いまだに自分の面倒もろくに見られない。
いまだに、自分のことで精一杯。
体調のこととか仕事のこととか。
仕事終わりの22時から、彼が目論んでいる部屋模様替えの話を持ち込まれても、考えるなんて無理。
一刻もはやく早く寝たい。

もっとキャパシティの大きい人間に生まれられたらよかった。
キャパシティって、もちろんこれまでの経験や育ち方にも大きく左右されるんだろうけど、私はなんとなく、生まれた時からDNAに練りこまれているんじゃないかと思っている。
社会人になると人によってキャパシティってここまで違うのかと驚くことが多いから。同じ日本で育ってきて、この差はなに?と思う。

最近心配事が多い。

なんとかかんとかウイルスに感染していて半年ごとに観察をしなくてはいけなくなった。
がん化しないか様子見のためだ。

お仕事は、繁忙期ときている。胃が痛くてたまに吐いている。
私の身に余る仕事も繁忙期中に引き継がれる予定。
20代後半にもなると、ごちっとしたお仕事も振られてしまうものらしい。
ご勘弁を。

会社の人たちは本当にいい人たちが多いのだけど、最近毎週日曜日に、
「来週1週間、私は生き抜けるのだろうか」と心から不安になる。
1週間が長い。
嬉しい瞬間よりも苦しいことの方が多い。
しかもそれが、やりがいとかにつながっているのかはわからなくて、自分がやっていることが正しいのか、方向性があっているのかわからない仕事をしていると、自信もないし不安だけが大きくなって、ただただ、辛くなる。今、大きな責任を負うことや、決断をするのが難しくて苦しい。
今だけなのか、経験不足なだけなのか、そもそも私という人間が決断という行為自体が苦手なのかはわからない。

先週は特に弱っていて、人生楽しいことも生きがいもないし、人生長すぎてやんなる、とずっと思っていた。
「やりたいことがあるのに人生が短い」という人たちに、自分の時間を譲渡できたらいいのにと思った。

こんな考えではつぶれてしまう。
人生を楽しむ方法を考えないと、本当にだめになっちゃう。

前職時代に休職したとき、
「いちど壊れたら、もう元には戻らないのだから、何かを変えないといけないよ」と言われたことを思い出す。
また、何かを変えないと、バランスを崩してしまいそうだ。

私は将来、おばあちゃんになれるとしたら、
背筋がピンとした、デニムの似合うおばあちゃんになりたいと思っている。
そして、今の私みたいに若くて悩んでいて辛い思いをしている若者を勇気付けてあげられる人でいたい。
強くて優しい経験豊かな、かっこいいおばあちゃんになりたい。

いまは姿勢も悪いし不健康だし経験も少なくて、私のなりたいおばあちゃんには程遠くて、絶望しそうになる。
うう、、、健康になりたい。

できるところからコツコツやるしか、ないんだよね。
体をあたためて、免疫力をあげて、背筋を正して、
涙がこぼれないように上を向いて歩くしか、ないよね。
涙をこらえているせいで、喉が詰まる。

泣いちゃっても、きっと乾くときがくると信じよう。

さて来週も私、生き抜けるかしら。

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