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全ては永遠ではないと知っていても。【30-DAY SONG CHALLENGE㉔解散してほしくなかったバンドの曲】

こんにちは、演劇ソムリエのいとうゆうかです。

最近は納豆に必ず辛子を入れて食べます。大人になってしまったので辛子が食べられるようになりました。

これは、パートナー(HN:式部)との30-DAY SONG CHALLENGEの記録。
30-DAY SONG CHALLENGEの簡単な説明は以前のnoteに書いてるので、知らない人は読んでみてくださいね。

今日は24日目。今日のお題はこちら。

Day24 解散してほしくなかったバンドの曲

私:Aqua Timez-12月のひまわり

私にとって、このお題にはアクアしか選びたくなかった。

私は2006年に映画『ブレイブストーリー』を観て『決意の朝に』を聴いた8歳の時からAqua Timezのファンになりました。幼くても分かる歌詞に、心を動かされたから。

それからずっとCDをほぼ全部揃えて、地元の近くに来た時にはライブにも行き、応援し続けてきたのですが、2018年5月8日に年内での解散を発表。

解散なんて考えたこともなかったから、ずっと続くものだと思っていたから、ファンクラブからメールが届いてその知らせを見た時は、動悸が激しくなって泣きそうになりながらそのメールの一文字一文字を何度も読み直して何かの間違いでしょ、と思っていた。

音楽は好きだからいろんなアーティストの曲は聞きかじるし、他のバンドに嵌ってアクア以外の曲ばかり聴いてるという時期もあったけど、こんなにずっと人生を一緒に歩んできたようなバンドは他にないし、実際に耳でアクアの音楽を聴いていないときだって心の中のすぐ取り出せるところに彼らの音楽は棲み続けている

それくらいだいじな存在だったんだけどな。

今はメンバーがそれぞれに自分の向かうべき道に向かっているので、それはそれで応援していますが。

この曲は、Aqua Timez最後のシングル

2016年にリリースされたときは解散なんて夢にも思っていなかったから、いつもと同じく「今回の新譜もいい曲~」と能天気に考えていたけれど、結果的に最後の一枚になったので、思い入れも一入。

私がアクアを好きになった理由であるまっすぐな歌詞はデビュー当時と変わらず、でも紆余曲折を経て確実に進化を遂げたこの曲の音の一粒一粒を本当に大切に思います。

MVのロケの話とか、歌詞の解釈とか、いろんなことを書きたいけど、あまりにもエピソードとか気持ちが溢れすぎるからやめとこう。

またどこかでアクアの曲について書けたらいいな。

下記のアルバムに収録されているので、是非このアルバムごと聴いてほしい!!知らない人からするとすごく意外な雰囲気の曲もあると思うので、一聴の価値は絶対にあります。


式部:THEE MICHELLE GUN ELEPHANT-ジェニー

YouTubeではLIVE映像とか非公式でアップされてるのがあるのでご興味ある方は検索してみてもいいかも。上記のリンクのアルバムにも収録されているのでちょっとだけなら試聴できます。

式部さんに何でこれにしたのと聞いたら、

「ミッシェルはほんまにかっこいいから」「ジェニーは1番おきにの曲」「聴いてて楽しい」「テンションあがる」

とのこと。(とてもシンプル…)

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの音楽について、すごく言い得て妙だなという表現を見つけたので、引用させていただきます。

ミッシェルの奏でる音は、いつもお腹を空かせていて、そして何かを欲して焦燥感に駆られている。何か掴めると思って、アクセルいっぱい踏みこんで追いかけてみるけど、掴み取れなくて……。その“焦燥感”が4人のサウンドとなって表現され、その“突っ走り続ける現実”がチバユウスケの叫ぶ歌声で受けとめるしかない、という。

だからはっきりとした、端的な歌詞じゃなくても、そこから救われなくても、彼らの進んでいる方向が明確、というか。突っ走ってはいるんだけれど、今、ここに居る自分だけが確かだ、というか

BARKS「雨のなかの20000人とミッシェル・ガン・エレファント」より)

確かに、と思います。『ジェニー』の歌詞で、海賊と思われる主人公たちは謎の女の子「ジェニー」を探しているけれど「嵐で見えやしねえ」。でも、がむしゃらに走り回っている感じがなんだか楽しそう。そしてそれだけじゃなくて意志を感じる。「嵐を裂いてゆけ」という言葉なんてそう。

私はあまり詳しくなかったのでちょっと調べると、1996年にメジャーデビューしてから2003年まで活動していたのね。

物心つく前の音楽に出会うのってみんなどうしてるのかな。私は偶然の出会いが多いけど、そんなときには「自分が生まれる以前とか幼すぎるときにも、こんなにもたくさんの人が己の内側を爆発させたものを発表しているんだ」と思って眩暈がしそうになります。それら全部になんて到底出会えないということが切ない。

それでも出会えた表現の数々って、ひょっとしたらすごい巡り合わせなんじゃないかしら。その中でもフィーリングの合う表現が発見できたということは思ってるよりプレシャスなのかも。

これは表現だと感じたものに敬意を忘れずにいたい。自分がびびびと感じたものには。


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