見出し画像

今の仕事を転職するかどうかの判断材料とは?

今の仕事を転職しようかどうか、と迷っている時というのは、大体その仕事が面白くないか、辛いかという時だと思う。私は、今まで大学を卒業してからアルバイトを除けば、民間会社でのサラリーマン→公立中学校教員→役人と仕事が変化してきて、現在会社を経営するようになった。これまで転職してきたその時ごとの感覚を思い出して、転職すべき時だと判断した材料を整理してみる。

朝起きて「職場に行くのが嫌だ」と感じている状態が3年以上続いている

仕事が辛くて、嫌だなと思う時はある。それがその時の自分のスキル不足であったりすることによる一時的な辛さであれば、能力や経験がアップすればその状態を脱することができる。職場に行くのが嫌だという状態が3年以上続くようであれば、根本的にその職場や組織が大事にしている価値観と自分の価値観が合っていないことが多い。その状態では、いくら頑張っても辛くなるだけなので、早く転職した方がいい。

パワハラ等のハラスメントがまかり通っている

上司の言動に対して不満はどこの職場でもあるが、(上司の言動として)根本的にアウトなものがある。人格を否定する、思いつきで指示をする、自分の非を認めない、組織のルールを無視する等、これらのことが普通にまかり通っている組織であれば、早く脱出した方がいい。

心の底からやりたいことが他にある

やりたいことがあるなら、やった方がいい。年齢や立場、家庭の状況などを考えるとそんな簡単にできるわけない、と思うが、現在ほどやりたいことがやりやすい時代はないと感じている。以前は何かをやろうとした時、何をどうしたら成功するのか、失敗するのかの情報がなかったが今は違う。起業のために読んだ本の一部だが「起業を考えたら必ず読む本」「失敗をゼロにする起業バイブル」「はじめの一歩を踏み出そう」「多動力」「魔法のコンパス」「ビジョナリーカンパニー」「これからの世界を作る仲間たちへ」「労働2.0」などなど・・・。その他にも、西野亮廣さんのオンラインサロン「エンタメ研究所」に入って最先端の情報をインプットする、ブランディングの第一人者、久々野智小哲津(くくのちこてつ)さんや落合陽一さんの記事を読んだり・・・良質な情報がめちゃくちゃある。今の仕事を続けながら、やりたいことをスタートさせることも大いに可能だし、最初はそうするのがリスクが低いし、いいと思う。今は、やりたいことをすることを一か八かの博打にしない方法がたくさんある。あらゆる手段を駆使して自分に必要な情報を手に入れる努力をする。そうすることで、失敗する確率を限りなく減らすことができる。巷にあふれている情報を自分の努力不足で手に入れないことで失敗するのは、才能不足でも何でもない、単なる怠慢だ。

一番やってはいけないのは「楽かどうか」で次の仕事を選ぶこと

今の仕事がきついからと言って「楽かどうか」で次の仕事を選ぶと、まず間違いなく失敗する。なぜか。どんな仕事でも「楽ではない」から。楽そうに見える仕事も絶対に辛さがある。その仕事に対して自分の価値観がフィットしているとき、長時間労働だろうが、理不尽なことが起ころうが、辛くなくなる。いわゆる「やりがい」を感じている状態だ。新しい仕事をしようとした時、絶対に楽ではないと覚悟をしておくべきで、ポイントは「好きになれそうか」。収入はどれくらい見込めるかなど他にも要素はあるが、優先順位の一番目ではない。その仕事が好きになれたとき、ワークライフバランスという考えは消える。仕事をしていることが楽しくて仕方がない。落合陽一さんはこれを「ワークアズライフ」と表現していた。中学校の教員をしていた時、この状態だったように思う。仕事(学校)に行くのを嫌だと思ったことがないし、長時間労働で休みも少なくしんどかったが、不幸せか?というと全くそうではなかった。授業をどうしたら面白くできるか、わかりやすく教えることができるか、これは教材に使えるな、そういうことが常に頭にあった。仕事はオンとオフではなく、ハイかローかの違いでしかなく、まさに「ワークアズライフ」だった。

コロナショックのせいで、これまで変化しにくかった業界まで強制的に変化せざるを得なくなっている。自分自身も変化するチャンスだし、今は転職は特別なことではなく、働き方の一つのオプションとしてハードルが低くなってきているように感じる。転職を考えている方に、少しでも助けになれば幸いに思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?