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やる気のない部下の心理

やり方もわかっているというけれど、はたから見ると全然できていない部下あなたの周りにもいませんか?

私も経験あります。
自分自身がそうだった時もあるし
後輩を見ていて、やる気ないよなと感じること

これ、いったいなんでこんなこと起こるんでしょう?
そしてその対処法について、おつたえしていきます!

まず、人間がやる気を出すときってどんな時でしょう?
今までよく言われてきたのは、
「生活をみたすためにがんばる」とか「報酬がもらえる」でした。

これにプラスして「楽しいからやる」、「自分の実力をつけたいからがんばる」というやる気が起こる原因があります。

やる気の原因、モチベーションについての研究結果を2010年にダニエル・ピンク氏が「モチベーション3.0」という本にまとめているので興味のある方は読んでみてください
今日はそこからの抜粋と私なりの解釈を混ぜてのお話です。

まず、「生活を満たすためにがんばる」はモチベーション1.0です。
マズローの欲求5段階における一番底辺の部分ですよね。

次に「報酬がもらえる」はモチベーション2.0です。
そして、最後の「楽しいからやる」はモチベーション3.0で「内発的動機付け」と言われ、外側を満たすわけではなく、自らの内なる欲求を満たすためにがんばる力です。

モチベーション3.0の自主的な成長などを促す、やる気をくすぐるということが、現代には有効で、社員のやる気を出すにもここをくすぐるのが大切だと言われています。(本ではGoogleやH&Mの取組みについて紹介されてます)

さて、最初のやる気がない社員。どうすればいいのか?

もう、聞くしかありません。
もちろん「なんでやる気ないのん?」って聞くわけじゃないですよ!

日頃からのコミュニケーションで何に興味を持ちどんなことにがんばれるのかその社員のやる気が出るものは何かを探るんです。
1on1の時にちらっと(←ここ大切)聞いてみる。

つい、やる気がない社員を見ると、見ている側の目線で面白くないんだろうなぁとか、もっとこうすればいいのにって思って、つい言ってしまったりする。

けど、これ逆効果です!

ぜひ、社員の言葉に耳を傾けてみてください。

仕事に対してどう考えているのか、どうしたいと思っているのか
現状と理想をどうやったら埋められると思うか(←この時、尋問しちゃダメ)

こちらの思い込みで判断せずに話を聞いてみると
案外、プライベートで大変なことが起こっていて仕事に身が入らない状況だったり、仕事に面白みを感じたいけど苦手意識があってできなかったり

原因がわかれば、どうやったらそれを乗り越えられるかを
一緒に考える(←ここ大事)一方的ではなく、一緒に考えるんです。
どうしたらできると思う?って聞くんです。

これが現場でできないから、上司と部下の溝が深くなっていく。
答えはクライアントが持っているとキャリアカウンセリングでは教えられます。本当にその通りです。

ぜひ、成績が上がらない部下や元気がない部下がいたら
「どうした?最近元気ないんじゃないか?」って声をかけてあげてください。たぶん、最初は「いや、そんなことないっすよ」とか「大丈夫です」って返事が返ってくるかもしれない。けど何度も気にしていると、「実は・・・」と話してくれる日がきます。


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