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珈琲が、おうち時間を非日常に変える

バートリーのさいとうです。

GWが始まりましたが、自宅で過ごす方が多いご時世。

元珈琲屋の自分から、自分が実践してきたコーヒーの楽しみ方のヒントを
今回お伝えします。

この記事を読めば

「普段コーヒーを淹れているけど、いつも同じで退屈かも。」

と感じている人も、よりコーヒーを楽しめるきっかけになるかもしれません。後半ではオススメの器具も紹介します。


そもそもWho are you?

この文章に説得力を持たせるかどうかはわかりませんが、少しだけ自分のコーヒー歴を紹介させてください。

僕は学生時代、「バートリー4丁目」という珈琲屋を営んでいました。

小さなこだわりとして、「カフェではなく珈琲屋」を目指していたので、コーヒーのことなら1日話し続けられます。

特に、ハンドドリップには特段こだわりを持っていました。例えば豆によって淹れ方を変えたりするとか。

今では全くフィールドが違うエンジニアとして働いていますが、自宅でコーヒーを淹れる時は、珈琲屋の時の自分に戻ったり。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな人が話すコーヒーの楽しみ方の話、ぜひお付き合いください。


コーヒーは、味以外の楽しみ方がある

早速ですが、「コーヒーを楽しむ」と聞いた時、どんなことを想像しますか?

パッと思いつくのは、「味を楽しむ」でしょうか。後は、「香り」も。

確かに、この二つは最もコーヒーのイメージとしてわかりやすく、一番感覚的に味わいやすい要素かなと思います。

しかし、僕が僕が今回の記事で強調したい結論は

珈琲を聴覚・視覚・嗅覚で楽しむ方法もあるということ

です。


どういうことか、一つずつ見ていきましょう。


最も楽しむべきは音

僕は、この事実をお伝えしたくて、今回の記事を書いていると言っても過言ではありません。

珈琲で最も楽しむべきなのは、「音」なんです。

珈琲の味でもなく香りでもなく、音を楽しむのはなぜか?それはどういうことなのか?

一つずつ紐解いていきます。


なぜ珈琲の音を楽しむのか?

そもそも、「珈琲の音」とはなんでしょうか?

この記事の中では、珈琲の滴る音と定義します。

では「珈琲の滴る音」を聞いたことはありますか?

挽いた珈琲にお湯をかけ始めると、ぽたっ、ぽたっと滴が落ちる

あの音です。

ちゃんと聞いたことがない人の方が多いと思います。

なぜでしょうか?

それは、「あらゆるメディアの音にかき消されている」からです。

例えば、テレビ、Youtube、Podcast、ラジオなど

様々なメディアに音を奪われ、その音は影を潜めています。

しかし、その音を全て消してみると、必ず聞こえるはずです。

それが聞こえた瞬間、その珈琲を淹れる時間は非日常へと変わります。

代わり映えのしない日々から、少しだけ飛び出せる瞬間。

雨上がりに、木々の葉から滴が滴り落ちる時に聞こえるあの音が、聞こえてくるはずです。

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どうやって「珈琲の音」を聴けるか?

では、どうすれば珈琲の音を聴けるんでしょうか?

ここで、珈琲を淹れる際の「蒸らし」という考え方を紹介させてください。

少し専門的な言葉ですが、美味しい珈琲を淹れるコツでもあるので、ぜひ実践してみてください。


蒸らしとは、珈琲豆を挽いて、フィルターをセットして挽いた豆を入れて、よし、お湯注ぐぞ!という最初の注ぐタイミングで

使う豆の量の、2倍量のお湯を注いで、30秒間待つことです。

例えば、15g豆を使って珈琲を淹れる方であれば、30gのお湯を注ぐということです。

注意して欲しいのは、0~10秒くらいの間に30g注ぎ切ることです。なぜなら、10~30秒の間こそ、一番音を楽しむ時間だからです。

おそらく、お湯をかけ終わったくらいで、珈琲の滴がぽたっ、ぽたっと落ちてくるはずです。

もし落ちてこない場合は、+5gを限度にお湯の量を増やしてみてください。

その30秒が、珈琲の最も映える時間です。

珈琲の音も、香りも、この瞬間が最も引き立ちます。

もちろん、その時間は他の音を消してくださいね。


もっと珈琲を楽しみたい方へ

ここまで、「珈琲で最も楽しむべきは音だ」という話してきました。


もし少しでも試してみたいなと思われた方は、今から紹介する

視覚で楽しむ珈琲

を実践するためにも、ある二つの器具をご自宅に用意することをお薦めします。

それは、ガラスサーバーと、珈琲用のケトルです。

それぞれの用途としては

・透明なガラスサーバー
珈琲が滴り落ちる様子を眺めることができるようになる=視覚で楽しむ珈琲

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・珈琲用ケトル
お湯の出方を調整しやすく、T-falなどの普通のケトルより蒸らしが実践しやすい=珈琲の滴る姿を見ることができる。


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この二つの器具があるだけで、珈琲の楽しみ方はグッと広がります。

視覚的にも、聴覚的にも、嗅覚的にも

そしてもちろん、味覚的にも

お茶の世界では所作の美しさがその提供物の質に直結すると聞いたことがありますが

綺麗な音が流れ、視覚的に美しい珈琲もまた同じことが言えるのかもしれませんね。


お勧めの器具

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

最後に、少し実用的な話もします。

特に、家で珈琲を淹れるという方にお勧めの器具を紹介してこの記事を締めたいと思います。


それぞれお勧めの器具は以下の通りです。

・ガラスサーバー

僕がお店で使っていたもの↓

最近、個人的に好きなもの↓

↓みてて欲しいなって思ったもの


・ケトル

定番のもの↓

お店で使っていたもの↓(激推し)

今まで使ってきたケトルで一番使いやすいもの↓


・まだ何も器具を持っていない方

これと、上記二つの器具を揃えてもらえれば、後は挽いたコーヒー豆をお店で買ってきて貰えば実現できます!もっと知りたい等あれば、コメントまでぜひ。


自粛ムードですが

GWのお家で味わえる非日常には、ぜひ珈琲を。


それでは。



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私のコーヒー時間

エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。