イノベーションが日本で起きない訳

 今日ある記事で、アジアの国々(日本と主要な東南アジアの国々)の労働に対する意識調査が行われていました。調査対象になったのは、ベトナム、タイ、インドネシア、日本です。


https://amp.review/2019/02/22/asia/


 まず、そもそも生活時間において、仕事が占める割合が多いのは、東南アジアの国々でした。しかし、ベトナムは仕事より家族、日本は、仕事、趣味という風な順番です。


 そして、僕が着目したのは、「仕事に変化を求めているか/昇進を目指しているか」という二つの質問に対しての答えでした。

 まさかの、どちらにおいても日本は保守的な考えを持っており、変化は求めない、昇進は特に求めないというのが、アンケートで明らかになりました。


みなさんは、この現状についてどう思いますか?


 僕は、これからのグローバル社会において、日本がより遅れをとっていく要因になるのではないかと思うんです。

 特に致命傷なのが、「新しい仕事をする or ルーティンワークをする」という問いに対し、後者が圧倒的に多かったことです。

 つまり、これは今のままの仕事を機械的にやって過ごしていればいい。と考えている従業員がかなり多いと言うことですよね。もちろん分野別にみればそうでない分野もあると思いますが。

 しかし、ここに日本にイノベーションが起きにくい原因も隠されていると感じます。その機械的にやってしまっている人達の中にも、「こんなことをやってみたい」と思っている人がいるかもしれませんが、それを実現しにくい社会の仕組みだったり、「若手潰し」などがそれを妨げているかもしれません。

 昇進を求めないのも、イノベーションを妨げる大きな要因です。日本では終身雇用制がいまだに残っている事が多く、「歳が上がれば、上の立場になるだろう、じゃあ成果を出す必要もないか」など、恐ろしい事態になっているところもあると思います。

 若い力が、上を脅かすのはもちろん、そもそも年齢なんて関係ない、実力が全てという会社が増えてきて、そこにインセンティブが加わることで、初めて人がモチベーションを保って仕事に取り組み、アイデアも出てくるという好循環が生まれると思うんです。

 つまり、日本の労働者のマインドセットをボトムアップでも、アップダウン式でも、とにかく変えていく必要があります。

 そうしないと、日本企業、2025年以降大丈夫かなぁって思っちゃうんです。そんな国で働きたくないので、このような文章を書きました。

 

それでは! 

 

 


エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。