カフェが「おしゃれな方がウケる」訳とコーヒー

みなさんカフェには行きますか?

 僕は好きでよく行きます。おしゃれだし、なんか特別な感じしますよね。インスタ映えも狙えます。慣れてくると、落ち着いてノマドライフのちょっとした一候補にもなります。

 基本的に、カフェっておしゃれですよね。男同士で行くと「うっ」ってなるくらいおしゃれすぎるところもあります。笑

 そんなおしゃれなカフェは、特に女性中心に人気があり、それは、オーストラリアでも同じでした。あちらではコーヒー文化の発展とともに、カフェの数が日本でいうコンビニレベルで存在し、つまり町中どこでも美味しいコーヒーが飲めます。

 それでは、なぜカフェはおしゃれの方がウケがいいんでしょう?

僕なりに考える理由があると思ったので、共有したいと思います。

最初に結論を述べると、

カフェで提供する価値がもともと少ないと思われていたから


だと考えます。

そもそも、日本には「喫茶店」という形のコーヒー屋さんがありました。その後に、「カフェ」と呼ばれる空間が生まれ始め、今では喫茶店と呼ぶお店はあまり無くなっています。

 つまり、喫茶店というイメージは今や通用せず、カフェの方がずいぶん有名になりがちです。

 しかし、英語でcafeは「コーヒー等を提供する場所」という意味で基本的に使われています。

 でも、もともと日本には缶コーヒーやインスタントコーヒーを飲む文化が強く根付いていたため、今でもスペシャルティコーヒーを提供しているお店はそんなに多くありません。一方でアメリカからやってきたBLUE BOTTLEはチェーン店として有名ですね。

 その結果、コーヒーを中心にお店を経営するという発想を転換し、「オシャレで女性受けする」かつ「コーヒー以外の料理や独特のドリンク等を提供する」という方向性へ向かっていった結果が今の日本のカフェ事情の現実だと思います。

 方向性としては間違っていなかったようで、女子は日々オシャレなカフェをさがして、そこに行けば写真を撮りまくりインスタにアップなんていう人たちはたくさんいます。(もちろんいい意味で)そうすることで、若者を中心とする経済活動は活発になります。

 また、カフェといってもコーヒーを中心にしていなくてもいいという、商品のバラエティを増やしたというのも(意図していなかったとしても)見事な戦略だと思います。原宿から生まれたパンケーキのお店なんていうのは典型的な「ジャパニーズカフェ」ですね。

しかし、個人的には、「カフェ」より「コーヒー屋さん」が増えて欲しいです。

それこそ、カフェは「見た目が良い」、「食べ物のバラエティが多い」から楽しいという声が上がります。

 それよりも「コーヒー」一つで勝負できるくらいのオタクの人がお店を開き、そこに人が集まっていくことで、その先にいる、日本よりも貧困な国や地域の生産者が救われます。

 おしゃれな物に惹かれるのは今や当たり前ですが、そのお金の行く先にも目を向けてみると、コーヒー飲んでみようかな?ってなるかもしれません。

 特に、スペシャルティコーヒーはどこの誰が作っているという、「生産者の顔」が見えやすいという良さがあります。

 生産者の人たちに感謝することを忘れないことが、「日本人の良さ」と言われる時代が来るといいなぁと思います。

 それでは!



  



 

 

エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。