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【エッセイ】干し芋に歓喜!

道の駅が好き。旅先ではいつも立ち寄ってしまう。

野菜が安くて葉物や根菜なんか山ほど買って帰りたいのに、さすがに荷物の容量とかあっていつも悔しい。スーツケースから南瓜や小芋や水菜が大量に出てきたら、そりゃあ空港の検査員もびっくりするでしょうよ笑

初めて見る珍しいものもあったりして、日本にもまだまだ知らない食材が多いなぁと毎度感心する。

お惣菜コーナーも好き。「舞茸のおこわ」とかなんであんなにおいしそうなんだろう。地元名産の豚を使ったカツカレーには目もくれず、「山菜おこわ」にするか「舞茸おこわ」にするか、なんで一緒に入れてくれなかったんだろうと葛藤する。

そして、是れよ、是れ!
道の駅のリーサル・ウェポン!干し芋!

普段は甘いものそんなに食べないのに(←酒飲みなんで)、この「干し芋」って食べ物はなぜか大好き。特に冬場なんか、トースターで少し炙って、芋焼酎のお湯割りと一緒に食べたら、口の中で芋and芋の「芋の協奏曲」を大いに奏でる!「芋の第九」と言っても過言ではない!Freude!Freude!(フロイデ!フロイデ!※『歓喜』のドイツ語〜第九から)

地元の牛乳を使ったバウムクーヘンとか、他にも和洋さまざまな菓子が並んでるのに、僕は干し芋350円の前を数分は離れない。

炭水化物だし太らないかなぁ…でもビタミンCと食物繊維が豊富だし、『(成分表見たら)原材料:芋』としか書いてないから変な糖分も保存料も入ってない…純粋培養芋!

スーパーにも時々真空パックの干し芋が売っているけど、なんで道の駅の見知らぬおばぁの名前まで入ってるあの袋はおいしそうに見えるんだろう?

中には「知らない個人が作ったものなんて、どうやって作っているかわからないから食べたくない」とぼやく人もいるけど、僕にとっては「知らない法人が作ったお里のしれない干し芋なんて、本当に芋を愛して干しているのかわからないから食べたくない!」

今夜はデザートに干し芋がある。
炙って食べて、芋焼酎呑んで、寝よう。

寒さ残る是の季節。そろそろ名残の干し芋…

クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。