【男子禁制】義理姉・義理妹へ

僕は男３兄弟の真ん中で、親戚も同年代はみんな男（従兄弟）ばっかりで、父ももちろん男だし、飼ってた犬も男。おもっくそ”男系家庭”で育ったのが、すごく嫌だった。

※統計はないが、男兄弟から発生するゲイは珍しい。だいたいは「一人っ子」か「姉ちゃんがいる」パターンが多い。気がする。

まず兄が結婚した。
あのエヴァオタクで、中高生の時は綾波レイのポスターを部屋中に張りたくっていたガリベン兄が・・・！

ある日、義理姉という母以外の女性がウチに来て、僕は心から嬉しかった。

やっとfashionやmodeを語れる人が現れたから。

義理姐が来るまで、実家で母の「婦人画報」を読んでは、母とファッション的な？ことは話していたけど、なんせ分厚い参考書が「婦人画報」ってのが・・・ねぇ～。

かたや、うちの男共は全然ファッションにも髪型にもライフスタイルにも興味がない超前時代男達。

私のことをだいたいは認めてくれた母ではあったが、私が３０近いのに金髪とか奇抜なことしだすとさすがにビックリしていた（最初だけね）
けど義理姐は「それ、とってもいいね！似合ってる！後ろどうなってんの？見せて見せて！」と言ってくれた。それはイヤミでなく。私が説明すると「そういうのって自分でオーダーするの？それともお任せ？」などとちゃんと反応してくれた。

そんな会話に兄が割り込んできたと思ったら「それはいくらするんや？」とか、「なんでそんなに高いんや？」と聞く。つまんない男。むしろよく結婚してくれました。あんた、いい女だね。

そして次は弟が結婚した。

今度、第一子が産まれるということで予定日が２月中旬だそうだ。僕と同じ水瓶座の可能性、大。

「風の時代に水瓶座として産まれてくるなんて最高じゃん！これから”２００年”はその子の時代だよ！？水瓶座はこれまで”宇宙人扱い”されてきたけど、これからは『地球人自身が自分たちも宇宙の一員だったんだ』と気付く時代。水瓶座としてはもともと宇宙人だから『当たり前』のことが来るなんだけどね」

と言うと、「えぇ～、２００年いいなんてすごい！よかったねぇ～水瓶座に出ておいで〜（お腹さすりさすり）」と真に受けてくれた。ちょっとおとぼけ女子ではあるが、そういうところが好き。

「ちなみに予定日遅れて”魚座”になっても全然いい。魚座の人はおおらか！それも又、よし」と言うと、また喜んでくれていた。占い好きの母も「そうね、水瓶座は今年から運気上昇！」と援護射撃。そして実弟が横で何も言わず呆れていた。楽しい話してんのに、何そのつまんなそうな顔？ま、子供とお前は関係ないけど。

Let's Girls' Talk.

義理の姉・妹、うちに来てくれてありがとう。少なくともわたしゃ、以前より少しは楽しくなったよ。

次は姪っ子とするのかしら？世代間Girls Talk.

その頃、私は、「婦人画報」世代かしら？