三徳山三佛寺 国宝【投入堂】
鳥取県東伯郡三朝町の東部、鳥取市鹿野町との境付近に位置する標高900㍍の霊山、三徳山三佛寺 日本一危険な国宝【投入堂】へ。
駐車場からは三徳川のせせらぎの音が。美しい流れに癒される。
緑に包まれた正面階段を登り三佛寺本堂へ。ここまでは大人400円と誰でも観光気分でお気軽に拝観できる。お目当ての【投入堂】奥の院までは入山手続き、下山手続きが必要。修行道登山とされ木の根や岩、鎖場など険しい箇所あり。受付は必ず2人以上、靴は凹凸のある運動靴もしくはトレッキングシューズが必要。靴が理由で入山許可されない場合は、わらじ(有料)に履き替え登山開始!
投入堂参拝登山料 大人800円を納め、和袈裟を首から下げ参拝へ。逆光で写っていない文字は『六根清浄』と。心身が清らかになることを示す仏教用語だそう。
歩くこと数分。目の前には『かずら坂』が。巨大な木の根っこに驚き、ここを登らないことには始まらない。両手を使い息を切らしながらよじ登る。
本日一の難所か?! 『くさり坂』は腕力勝負!?
鎖を上りきったら崖の上に『文殊堂』が。手摺のない幅の狭い縁側を恐る恐る歩いてみる。やや斜めってる? 高いところが苦手な人が一周するのはかなりの勇気が必要そぉ… ですが! ここからの眺めは絶景! 静寂の中で感じる自然の力に感動!!
先へ進み『鐘楼堂』へ。さぁどこに足をかける? と悩みながら鐘をついた瞬間、見事にずり落ちる。
見どころ満載。壮大過ぎてスマホでは撮影不可なのが残念。岩にめり込むように立ち尽くす姿は『観音堂』。雨は降っていないけど、山から滴り落ちた水の音は雫となり私の疲れた身体を蘇らせる。パワー全開!! あともぉ少し!!
やっとお会いすることができました。目の前に現れたのは『投入堂』。垂直な壁に建ってるの? 浮かんでいるの? どぉなってるの? 細長い柱は一見たよりなく、それでもこの断崖絶壁に建つ姿は圧倒的な存在感。神社建築では日本最古級ともいわれているだけあり、日本の美の象徴といえる。
ゴール!! と安心するのはまだ早い。登るより下山が大変だった! ! 滑らないようにと、気を付けながらも派手に転んでしまった! とりあえず怪我なくなんとかスタート地点に戻り川の美しさを再確認。
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