Uという会社 その1
2020年9月3日
you-ichi を立ち上げて10年目の年
法人を立ち上げた。
法人を立ち上げたから特段目に見えて変わるものがあるわけではないけれど一緒に働いてくれる大切なスタッフとともに前へ向いてブランドを成長させていきたいと強く感じたからだ。
法人と言われてもピンとこない方が多いと思うが
僕が選んだ法人のスタイルは合同会社という会社の形態。
合同会社は株式会社と同じく法人格だけど、株式を発行しない、株式総会がないなどいろいろ違いはあるけど
よく聞かれる共同経営者がいるから合同会社というわけではない。
会社の形態についてはあまり説明が得意ではないのでウキペディアを見てもらった方がいいかもしれない笑
→【合同会社】
作った会社の名前は
U 合同会社 略名で U LLC という名前にした。(LLC=合同会社)
なぜ” U “にしたかと言う話や、素敵な感覚的な出会いについてここへ書き残しておきたい。
本当は会社の名前 you-ichiでもよかった。
you-ichiは2011年からこれまで少しずつ活動を続ける中で、コミュケーションを感じてもらうフードプロダクトを生み出すブランドとして成長してきた。
you-ichiのブランドの代名詞ともなっている二層のジャムTOY JAM。他にもto:jam や kittoなど数多く展開するプロダクトアイテムにも一つ一つコンセプトと感じてもらいたい世界観のようなものを用意している。
一つ一つをトータルで見た時you-ichiというブランドを通して感じてもらいたいことは
”誰かを想い食を楽しみ、そしてコミュニケーションする関係”
その間にあるツールを作り出すブランドyou-ichiになりたいのだと気付いた。
時間も空間もモノも人の関係性のコミュニケーションツールと考えた時に、それをより充実させ何気く見過ごしてた感覚に気付いたとき人はワクワクすることができるのではないか。
ワクワクはとても抽象的な表現で人によって感じ方や個人差もあるだろう。
でも子供は常にワクワクし、目の前にあるものを自在におもちゃにし自由に遊ぶ。
それが成長となり、体験が知識になる。
大人になるにつれ、情報や知識が疑似体験となり、ワクワクは知った情報の中で整理された感情となって判断されてしまっているのではないだろうか。
そう感じるようになった。
もしも
大人たちが手にした時、ワクワクするものが作り出せるとしたら。きっとそこには、まず学びがあるように思う。
正解の情報ではなく、個人が感じ考えることから始まる体験。
そんなことを考えている中で
僕自身考えていきたいことや、作り出したい表現が多彩に生まれるようになってきた。まだまだ形にはしきれていないけれど、you-ichiというブランドをそのイメージの一部にして、もっと全体を見ていきたいと思うようになった。
そうすることで10年続けてきたyou-ichiと言うブランドにより深い意味を見出せるきがする。
そんな話をよく周りの友人に聞いてもらっている。
その友人の一人にシンタニユウタというデザイナーがいる。
彼は率直に感じたものをデザインしてくれる。
以前にもto:jamのロゴやコンセプト、パッケージデザインに関わってもらったり、彼自身の結婚式で僕もスイーツで表現をさせてもらったことがあった。
5月のある日世間は新型コロナウイルスの序章を迎えていたときふと彼を思い出した。
“会社のロゴを作ってもらいたいな”
会社にするのは正直迷っていた。
世間のこの状況
まだまだ変化し続けて、正直you-ichiも今後どうなっていくかわからない。
会社を作る理由が今あるのだろうか。そう問いかける日々が1年続いていたある日のことだった。
続く...
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