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23新卒の皆さんへのアドバイス その3 面接について

就活頑張ってる皆さんこんにちは。前回の記事では会社選びの一つの考え方に触れました(これが正解というわけではなくこんな考え方もあるよという共有)。今回は選考について少し書きたいと思います。

1.選考とはマッチングの確認の場である

よく言われることですが、面接は人間の優劣を決める場ではありません。あくまでもその会社にフィットした人材を選ぶ場であり、自分が入る会社を選ぶ場です。私は今まで6つの企業に属してきましたが、会社によって一緒に働きたい学生の傾向は明らかに違いますし、社内で優秀だと思われている人材のスキル・コンピテンシーも違います。右脳を評価する会社もあれば、左脳を評価する会社もあります。あるいはパーソナリティやパッションを評価する会社もあります。もちろん相手に振られてしまうのは就活生にとっても会社にとっても、つらいことなのですが、あくまでも相性なので一喜一憂することなく、色んな企業と話をしてみることをお勧めします。そして新卒就活の時にマッチングしなくても、5年後に転職するときに、マッチするねとなって、その会社で働くなんてことも実際にはたくさんあります。とにかく楽しみながら就活することが大切。

2.選考とは営業活動である

では相性の確認の場なので、何も考えずに気軽に話せばいいかというとそうではありません。限られた時間で、自分を正しく知ってもらうことが就活生、会社双方に求められることです。ぜひ自分を売り込んでいきましょう。ただしここで気をつけたいことがあります。ただ自己分析をした結果の自分の強み弱みを伝えればよいわけではありません。

仮に自分が、水の販売をする営業だったとしましょう。”この水は富士山の湧き水でとてもおいしいです”という魅力を伝えても、お客様は、”いや味には満足していて、いまコスト削減をしなければならないので価格の安い水を探してるから検討できないな”。ということはあります。つまりマッチングと相手の求めているものが分かっていないと、ずれたアピールになってしまうのです。

面接の場も同じです。この企業はどんな事業をしていて、どういう課題があるから、どういう人材を求めてるのだ。ということをしっかり理解したうえで、そこにフィットすることを証明できる自分の良さをしっかりアピールすることが大切です。会社説明会や面談、OGOB訪問ではぜひこういった視点でその会社が求めてるものを確認してみましょう。

リーダーシップを求めています。論理的思考力が大切です。という企業は多いですが、その言葉の意味するものや粒度は会社によって異なります。(採用担当と経営の認識すらずれているということも大いにあるのですが。。)会社が表面的にいっていることだけではなくて、なぜそういう力が求められているかを理解していると、求められているものの解像度が上がるかもしれませんね。

営業という視点は、就活生側だけに求められるものではありません。採用担当も同じです。就活生が何を求めているかを理解したうえで会社の魅力を伝え続ける必要があります。採用とは入社する人も企業もお互いにハッピーでなければ、入社した方はパフォーマンスを出し続けられないので、入社後ハッピーでありつづけるために、お互いのマッチングがとても重要です。背伸びせず本音でディスカッションできるような採用でありたいと願います。



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