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新しい取組みをしてこそのリスキリング(精神面・技術面)の大事さを実感。

4月3日から『起業と転職で2社複業(兼業)』生活を始めましたが、(2社分ということもあり)とにかく新たに覚えなければいけないスキルや情報量が多すぎて大変(苦笑)。

ひとつの会社で働き続けていれば日々の仕事の中で少しずつ新しいことが追加されていくという状況なので情報量もさほど多くなく、蓄積されたベースの上に順番に頭に自然に入っていくという環境でしょうが、職場や事業も完全に変わり、職務も変わってしまえば新しく覚えなければいけない内容はその比ではありません。


新しい技術もどんどん現れるし、先行き不透明な時代(VUCA)と言われ終身雇用も崩壊していくなか、一つの場所だけで働き続けて目の前の仕事をやり続ければ良いといういままでの働き方では自身の将来も不安になっていきます。このため昨今では『リスキリング』『プロティアンキャリア』などといった考え方も出てきました。そういった意味では、あえてちょっと無理してでもいままでの自分を否定したり、自分が主役となる人生設計を改めて考えた方が良いんだろうなぁと思います。

ちなみにリスキリングの定義は『新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること』です。

思えば20年ほど勤務した前々職から転職した直後はすごく大変だったなと。長い期間で染みついた固定観念や慣れを一回捨て去るには精神的にもしんどかったし、どうしても時間がかかるものでした。でもその1年間を過ごせたおかげで今回の環境変化はすんなり受け入れることができていると思います。「そこでしか(もしくは似ている環境でしか)生きていけない人」にならないようにするためには一回固定観念をリセット(これもリスキリング?)する機会って大事だなと実感しました(苦笑)。
※上の立場の人ほどその傾向は強くなるだろうな、と思います。

『転職』『起業』とはなかなか難儀なものです。まず壁に当たるのは『自身の意識の差』です。いままで慣れ親しんでいた環境が変わり、嫌がおうにも「企業文化の違い」「利用しているソフトウェアの違い」「社内ルールや組織の違い」「仕事の進め方の違い」「求められるスキルの違い」「初めての仕事仲間たちとの人間関係」等など環境変化による戸惑いは数え上げればキリがありません。それらにストレスを感じるか、(苦戦しながらでも)受け入れていくかが運命の分かれ道だなと(苦笑)。ただ、今後の時代を考えれば後者を選択して変化を柔軟に受け入れ、自身が精神的にも技術的にもリスキリングができることが理想なんだと思います。
※まぁ、言うほど簡単なことではないですが(苦笑)。


僕は現在『会社の代表』という顔と、別の会社では『コーポレート部門の統括責任者(従業員)』という顔をもっています。ある意味、どちらも社員の人生の道標を示すべき役割です。この役割を遂行するにあたって、これまで経験してきた自身の挑戦や(精神面・技術面の)リスキリングを活かせるのではないかと考えています。

「大企業と中小企業の経験」「現場⇒マネージャー⇒代表の経験」「長期間1社で働いたことの経験」「上場企業の子会社で働いた経験」「全く異なる事業への転職経験」「発注側と受注側の経験」「BtoBとBtoC(サービサー)の経験」「起業経験」「年齢ごとのキャリアプランの経験」などなど、自身が経験したことから社員のキャリアについてアドバイスできることは多いでしょうし、それらを活かした人事制度設計をすることもできそうです。

先述のように『リスキリング』『プロティアンキャリア』と叫ばれる昨今ですが、本を読んだりセミナーを受けただけの座学で学んだ人が言うよりも、実際に経験した人が言うのでは説得力も違うと思うのです。座学で学んだだけで「できる気/わかった気」になっている人も多いですが、実践で取り組んでみると現実はそんなに甘くないよ、と思います(苦笑)。


経験者として言わせてもらえばリスキリングはいつからでも可能だと思いますが、やはりいろいろなことを吸収しやすかったり、まだ固定観念ができていない若いうちから取り掛かった方が良いんだろうな、と思います。ある程度年齢を重ねてからのリスキリングでも良いでしょうが、いろいろな『しがらみ』や『制限』みたいなのもそれだけでてくるので心機一転で動くのはどんどん大変になるな、と思いました(苦笑)。
※若いうちから変化に慣れるようにしておいた方がいいな、と。

そうはいっても過去最大の挑戦をしている最中なので、ある程度年齢がいってもリスキリングでしっかり新しい人生を構築できるんだってことを実証していきたいと思っていますので、今後もこちらの『note』で進捗をお伝えできればと思います!

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