夜灯蛾

多趣味な蛾。やりたいことが多すぎて目を回している。シダを愛でたり魚を愛でたり、刺繍をし…

夜灯蛾

多趣味な蛾。やりたいことが多すぎて目を回している。シダを愛でたり魚を愛でたり、刺繍をしたりCoCのシナリオを書いたりする。双極性障害で闘病中。

最近の記事

TRPG(CoC)をしてたら絵が上手くなった話

 TRPG(CoC6)というゲームにハマっている。TRPGとはテーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの略だ。イメージとしてはボードゲームに近い。複数人で卓を囲み、ゲームに没頭する。  コンピュータ・ゲームにおけるRPGでは、プレイヤーに指示を与えてくるのは勿論コンピュータだ。一方、TRPGでは指示を出すのも人間(ゲームマスター、キーパーなどと呼ばれる役)である。例えばプレイヤーである私たちが、謎の部屋で目覚めたとする。キーパーは「見覚えのない部屋だ。周囲にいる人間たちも記

    • 変形菌を縫う

       少し前の作品になるが、変形菌の一種である「ルリホコリ」を縫おうと試みたことがある。  ルリホコリで写真を検索して頂けると分かりやすいのだが(集合体が苦手な人はやや注意)、表面がメタリックに輝いており、角度によって見える色が変わる。これをモデルにするとなると、一本取りで、布目ひとつ一つを縫うのが良いのではないか。七色の煌めきを、沢山の色を使うことで表現できないか。というわけでやってみたのがこちらになる。  どうだろうか。ルリホコリっぽいだろうか。  また気が向いたら挑戦した

      • やらないことには終わらない!

         世間はそろそろ春らしい。私の住む地域はまだ雪が溶け残っているが、それでも春の気配を徐々に感じ始めている。  春が来る。それはつまり、あまりのんびりしていると夏が来てしまうということに他ならない。こうしてはいられん。私は無印の良品週間で購入したワンピースを取り出した。  過去の記事を見て頂ければ分かる通り、刺繍は私の趣味のひとつである。一方で、私は洋裁ができない。最近ちょっとだけミシンを練習し始めたが、糸調子だとか下糸だとかさっぱり分からない。目標はトートバッグを作ることな

        • 春が解ける

           刺繍ブローチをショップにアップした。  冬の間凍り付いていた春の色たちが、ゆっくり、ゆっくりと解けていく様をイメージした。  段々日も長くなり、気温も氷点を下回らなくなった。もうじき、春が来る。春が解ける。閉じこもっていた様々が、長い冬など忘れたかのように、色とりどりの顔を出す。 #私の作品紹介

        TRPG(CoC)をしてたら絵が上手くなった話

          地球の欠片を集めている

           元からコレクター気質ではあるのだが、ここ数年、新たに集めていたものがある。それが鉱物。地下深くで、洞窟の奥底で、或いは火山の噴火によって生まれた、地球という星の小片である。  「集めていた」と過去形なのは、ある程度欲しいものは手に入ったからで、ここしばらくは、時々石を取り出して眺めたりしている。  私が集めていた鉱物は、「サムネイル」サイズや「ミニチュア」サイズと呼ばれる小さなものが殆どで、このサイズ感であればお手頃な石も多い。というわけで今回は、これまで集めてきた石たちの

          地球の欠片を集めている

          花瓶を、つくりたい

           一輪挿し。お店で見掛けるとつい手に取ってしまうし、ネットショップでもながめてしまう。すでに沢山持っていることを思えば、どちらかといえば必要なのは30cmくらいある大きな花瓶なのだが、目が行ってしまうのは一輪挿し。そして時々はお迎えし、近所で買った花を活ける。  一輪挿しは色んな高さのがあると便利で、水切りをして短くなる度に、どんどん小さいのに入れ替えていける。だから沢山あってもいいのだ、と自分に言い訳をしたりする。  そしてある日、私は思った。  むしろ一輪挿し、つくり

          花瓶を、つくりたい

          星が落ちる

           今日も今日とてブローチを作っていた。  何となく、山向こうに落ちて行く星のイメージがあり、光を銀糸で縫ってみた。前回も似たようなことを書いたが、広い面積をロング&ショートステッチで、ひたすら無心で縫うのは心地良い。鬱が強いときでも、ただただ手を動かすだけなら割とできるので、こういう趣味を持っていて良かったと思う。 #私の作品紹介

          星が落ちる

          冬の静けさを縫ってみる

           たまに刺繍をするのだが、時々唐突に、どうしてもこれを縫わなければならない、という衝動で作品を作ることがある。今回がそれだった。  頭の中に寂しく立つ樹のイメージが染みついて、なんとかして出力しないことにはどうしようもない。何が何でも作らねば……。  と、いうことで出来上がったのがアイキャッチのブローチである。タイトルは「Winer mute」。真冬の恐ろしいまでの静けさを思い浮かべながら縫った。 当品はハンドメイド作品です。無理な力をかけると破損する恐れがありますので、お

          冬の静けさを縫ってみる

          そうだ、洞窟を作ろう

           我が家には余っているグラステリアフィット200Hがあった。  元々は着生シダを育てる為に使っていたのだが、丁度私がド鬱のときにうっかりフタが外れており、乾燥して枯れてしまった。凡ミスである。シダには誠に申し訳ない。  というシダの幽霊が取り憑いていてもおかしくない小型水槽なのだが、以来、しばらくは用途も思いつかず、備品入れと化していた。そして昨日、ふと思い立ったのだ。  洞窟、つくりたくね?  まあ意味が分からんとは思うが、要するにあれだ、コケリウムだ。コケリウムで

          そうだ、洞窟を作ろう

          いつ買ったか覚えてないが、それはともかく可愛い子

           最近、本屋や古本屋で面白そうな雑誌を買っては読んでいる。大体花に関するものか、インテリアに関わるものを買っているのだが、まあ読んでいると陶製のマスコットや木製の人形を、花と一緒に飾っている写真が沢山載っている。  なるほどそうか、人形や小物と一緒に花を飾るのも、考えてみれば楽しそうだ。探してみれば家にひとつやふたつあるかも知れない。というわけで、普段雑多に物をしまっている箱の中などを漁ってみた。  それを見付けたのは、CDコンポの上に置かれたプラスチックケースの中だった。

          いつ買ったか覚えてないが、それはともかく可愛い子

          個人的マストバイ@KALDI~レバーパテ~

           カルディの「買って良かった商品」を挙げている人をよく見掛けるので、私もひとつ紹介してみようと思う。  それがこちら、「コーレン イベリコ豚レバーパテ」だ。  リンクも貼っておく。  そもそも私はレバーパテが大好物なのだが、この商品はパテ界において大変リーズナブルな上に美味しいという、実に素晴らしい最高な商品なのである。しかも大抵在庫がある。  ここ数年にわたり、ちょくちょく購入しているので、多分定番商品なのだろう。  クラッカーに乗せてもよし、パスタに加えてもよしなのだ

          個人的マストバイ@KALDI~レバーパテ~

          罅割れたククサを補修する

           もう四年前のことになる。  旅行で訪れたスウェーデン・キルナの土産物屋でククサを購入した。沢山の種類が並ぶ棚から、散々悩んで、持ち手に飾りの付いたひとつを選んだ。その後帰国してしばらく、そのククサでコーヒーを飲んでいた。  数ヶ月後。決して適当な扱いはしていなかった筈なのだが、ククサの底に罅が入った。罅は日に日に大きくなり、遂に向こう側へと貫通した。流石にこれではもう使い物にならないので、仕方がない、処分しようと思いつつも、やはり勿体なく思う気持ちがあり、捨てあぐねている

          罅割れたククサを補修する