【movie/book】太陽は動かない

吉田修一原作の映画化。

原作のシリーズ一作目「太陽は動かない」と二作目「森は知っている」をあわせたような内容になっている。

映画はアクション多めで、日本版ミッション・インポッシブルといったところか。産業スパイが身体を張って、情報を得たり失ったり守ったりする物語。

テーマは、一日一日を生きること。まずその日を生き延びること。映画はよりエンターテインメントを強めに仕上げているが、凄惨なバックグランドを持つスパイたちが、一日一日を生きることを、精一杯、クリアして、また次の日を迎える、これが根幹にある。

スパイ同士のライバルのストーリーも見どころの一つ。このストーリーは次の小説「ウォーターゲーム」で昇華され、さらに面白い。「ウォーターゲーム」も映画化期待できる



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