④うつ病患者かく謝りき


仙人からもらった診断書を片手にインターン先、バイト先、お世話になった人や友達をまわった後、実家に帰った。
今だから言うが、この実家に帰る直前の私は超最低人間だった。


たくさんの方にご迷惑をかけて回るご迷惑製造マシーンである。
中には長期のお約束なども破ってしまい居た堪れない気持ちになった。

あのとき迷惑をおかけした方々、読んでいないと思うがもし読んでいたらこの場を借りて謝りたい。
本当にごめんなさい。


その当時私はなかなかでかい学生団体をやっていたり、なかなかでかい企業の方々と企画のお話みたいなこともしていたので、ごめんで済まないし今首と頭がつながっていること自体奇跡に等しい。


これから一緒に頑張っていこうと目を輝かせていた少年が突然消息を絶ち、温泉がバカみたいに出る土地で夜も寝ずにブログと糖質ダイエットに励んでいるとは夢にも思わなかっただろう。同感だ。


人生マジで何があるかわからない。


話はそれるが私はそれなりに社会との関わりが強かった大学生である。
おかげでタイピングも早くなり、平均的な大学生よりは1時間でより多くのタイプミスをすることがでkる。


大都市TOKYOでボランティア的な学生活動をそれなりに本腰入れてやっているとたくさんの人に会う。


○○社(誰もが知っている大企業)との誰々によくしてもらっているとか、
どこどこのビジコンで優勝したとか
イベントを何回やったとか
何カ国行ったとか
とにかく馬鹿の一つ覚えのように自身の最大のカードを見せて歩く大学生が山のようにいる。


社会とつながりやすくなった今、言ってしまえばそんな大学生山のようにいるのだ。
ザクのマウントの取り合いで跳び箱状態である。


隣人がイエティだとか
ソファを完食したことがあるとか
マウントとりたいならそのくらいのエピソードを持ってきてくれ。

イエティの隣に住んでソファを食べている大学生には完敗だ。
君はナンバーワンかつオンリーワンだ。
すごいが友達にはなれそうにない。食事の好みが合わないからな。

何を隠そう私もそういう時代があった。

なんだかカッコよく見えてしまったし、自分が何者でもないことが許せなかったのだ。


自分のSNSのプロフィールを見て突然顔から火が出るほど恥ずかしくなって全消しする日が来るのだ。
しかしそれでいいのだ。


過去の自分が恥ずかしいと思えるのは、今の自分が1秒前の自分よりも成長している証だ。
堂々と顔から火を吹き出していい。


何年か経って笑い話にするところまでがセットである。

スタート地点とゴール地点が同じ場所でも、1周回ってきた自分が大事なのだ。


話がそれてしまった。
とにかく
僕は今まであったつながりや関わりを
その日を境にギロチンのように断ち切って湘南新宿ラインに揺られて実家に帰った。


どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。