ここから先、立ち入り禁止


僕の家族は超個人主義だ。
まず自分、という考えが大切にされているし僕もしている。
口にこそ出さないが、自分は自分、他人は他人という考えが根底にある。

両親は人と接することが多い仕事だ。
自分が自分の足で立っていないと、他人を助けることなどできない。
精神的自立が大事だ。依存はない。


突き詰めれば、さほど興味がないのかもしれない。
心の中に絶対的不可侵領域が最低1メートルある。家族であれ夫婦であれだ。
当たり前のようだが、そこの境界線をはっきりと自覚しているところは素晴らしいと思う。


休日を切り取れば、父はランニングをし、僕は映画を見て、母は習い事に出かけ、姉は買い物に行って、ネコは爪を研いでいる。

考えてみれば生まれた瞬間から他者と生活を共にするなんて超ハードモードである。
しかも1日の中で子供は学校にる時間の方が、親は職場にいる時間の方が長い。
そこで育まれる価値観が多い分、家族の考えが違っていても不思議ではない。

それがめちゃくちゃ居心地がいい。
よく関西圏の人が「関東人は冷たくて過ごしづらい」と言うが、何を持って過ごしやすくするかは人それぞれである。
それに東京で誰彼構わず声をかけていたら、こちらの身に被害が及ぶことも想像しやすい。
僕の家族も干渉しすぎず、自らのリズムとサイクルで過ごしている。


しかし、、、


そのせいでタッチパネルで注文するタイプの焼肉屋でサラダが4つ来たりする。



家に同じ本が2冊ある。



猫が夜に2回ご飯をもらう。



親父が僕のパンツを履いている。



・・・。


これは普通に確認がなっていない、もしくは本当に他人に興味がないかのどちらかだ。
東京的家族も考えものだな。


ついさっきも、僕が(後で食べようと思って)解凍しておいた肉を母が冷凍庫にしまった。
なんだか妙に面白かったのでそのままにしておいた。
5年後とかに突然話そうと思う。


どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。