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ジャグリングの現在の話5

2023年4月22、23日(土、日)に開催される第48回野毛大道芸。
その野毛大道芸の有料企画である「ジャグリングの現在」の出演者紹介シリーズも今回で第五弾になります。

チラシ表

第一回、大橋昴汰編↓
https://note.com/yosukemeguro/n/nd92a0e2abf19

第二回、Juggler Laby編↓
https://note.com/yosukemeguro/n/nd0d10b56ac89

第三回サクノキ編↓
https://note.com/yosukemeguro/n/nce4a2b0c2088

第四回イーガル編↓
https://note.com/yosukemeguro/n/n8213051af83b

今回紹介するのは鈴木仁と松永将汰の2人によるユニットさかさ舟です。

初演時の写真

2022年11月にCircus Laboratory Cou Couでトライアル公演をしたのが最初なので、まだ結成ほやほやのユニットなのですが、僕は2人とはそれぞれ別の公演で共演してたりします。

仁との初共演は2016年、ながめくらしつの公演「心を置いて飛んでゆく」でした。

自分の作品では初めてシガーボックスを使ったかも知れない。当時の仁といえば(今も)シガーボックスがすごく上手い人なイメージで、仁がいれば何となく苦手意識のあった四角い物体も色々イメージが出てくるかも知れないなと思いました。

心を置いて飛んでゆくのワンシーン

作品の冒頭10分くらい、ひたすらシガーボックスを使って色んなことをやる個人的には結構好きなシーンで、またこういう感じの出来たらいいなと思っています。

仁から僕とのエピソードを聞いたらこんな返事が返ってきました。

〜エピソード僕と目黒さん〜
僕が目黒さんと最初に喋ったのは多分高校生の時、空転軌道※1の稽古だったかサクユジャグラーズミーティング※2だったか、場所は新木場の柔道場だった気がします。よく覚えていません。
それまでも目黒さんのことはよく知っていました。最初は尊敬するジャグラー達がすごい人だと言っていたので、なるほど凄い人なのかとよくわからんなりに観ていました。見ている内に本当に凄いんだなと尊敬するようになった次第です。
そうしてながめくらしつのオーディションを受け、「心を置いて飛んでゆく」に出演しました。
あの時にやりたくてできなかったことを、少しずつできるようになってきました。

※1 ジャグラー小林智裕主宰のジャグリンググループ。
※2 年末恒例?のジャグリング練習会。


…なんか大橋の時もそうですけど皆んな僕のことをよくわからないまま、いつの間にか一緒にやってたみたいなのが多いですね…。
最近の仁はボールやったりリングやったり白塗りしたりしていてシガーボックスのイメージがあんまりなかったんですけど、やっぱりめちゃくちゃ上手いんですよねー。
本人としては敢えて封印しているような感じはあったのかも知れませんが、久しぶりにまた見たいなあと思って去年のジャグリングの現在ではソロでシガーボックスの演目をやってもらいました。
ジャグリングの現在の翌日、JJFという日本最大のジャグリングイベントのゲストステージで同じ演目をやっていたのですが前日になかなか決まらなかった最後の大技を一発であっさり決めてて「昨日のあれなんだったんだ!?」と心の中でツッコんでましたが仁らしいと言えば仁らしいです。
(本人曰くジャグリングの現在の時はものすごく緊張してたらしいです。)

続きまして松永将汰。
初めて観たのは確か2021年5月のCircus without Circle 第8回公演『屋上で眠る』『たくさんの喪失について』の時だったと思います。
その時の印象は「肩関節が柔らかい人だな」でした。
その時はそこまで記憶に残ってなかったんですが少しして2021年9月の配信公演「ジャグリング公演 フニオチルその2」を観てこの人面白いなーと思って、漠然とそのうち一緒に出来たらいいなというのが何となく芽生えたのでした。

↑動画の12分くらいから松永将汰

人形遣いの長井望美さんもこの配信を観ていたらしく「なんか面白い人いるね」みたいに言ってて、翌年の2022年9月に物を扱う人たちの展示とパフォーマンス『つくり、つかう展』に繋がってゆきます。

『つくり、つかう展』の松永 ©︎紀あさ

その時の松永からのエピソードをもらいました。

「つくり、つかう」で運搬考えずに大量の積み木を作って、稽古のたびにcoucouまで目黒さんに車で送迎させてしまうプレーをかました!的な辺りでいかがでしょうか
(車を出させてしまっておいてなんですが、沢山喋れたのでとても嬉しかったです)

確かに物量すごかった!展示が終わって諸事情により松永不在だったので、みんなで彼の道具をパズルのように組み合わせて「演技ではこれとこれを確かこうやってこうなってた!」とか言いながら梱包したのはいい思い出です。

そんな箱プロ?の2人がシガーボックスデュオの新作を披露してくれるジャグリングの現在。期待しようじゃありませんか。僕はとても期待してます!
余談ですが、今回2人が使うシガーボックスの一部は「心を置いて飛んでゆく」で使ったものです。

公演の詳細はこちら↓
http://nagamekurasitsu.com/information/news/jugglingnogenzai2023/

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