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戦争を始めたイスラエルは世界有数のテックスタートアップ排出国

こんにちは。尾田です。
今まさにイスラエルは国内での戦争が始まってしまい、連日ニュースになって注目されていますが、戦争が勃発してしまった理由だったり、時事的な話はニュースだったり、たくさんの人がnote記事を書いているので、僕は別視点で書こうかと思います。

元々イスラエルは、中東の小さな国でありながら、世界有数のテクノロジースタートアップ企業の宝庫の先進国として知られています。この国はその革新的なアイデア、起業家精神、そして独自の技術エコシステムにより、世界中の注目を浴びています。この記事では、なぜイスラエルがテックスタートアップの中心地として際立っているのか、その理由を詳しく探ってみましょう。


1. 豊富な人材と教育

イスラエルは高度な教育システムを持ち、国内外の大学が科学技術分野で優れたプログラムを提供しています。特にテルアビブ大学やヘブライ大学は世界的に評価されています。これらの大学は技術、工学、コンピューターサイエンスなどの分野での優秀な学生を育てています。
それにより、国内に高度に教育を受けた労働力を持ち、その多くが科学、技術、工学、数学などの分野で専門知識を持っています。この教育システムは、イスラエルのテクノロジー業界を支える重要な要因の一つです。

2. マイリッシュ・ユニットと軍事技術

イスラエルの軍事は技術革新の温床としても知られており、特にイスラエル国防軍のサイバーセキュリティ部門である”マイリッシュ・ユニット”は、サイバーセキュリティの分野で優れた才能を育てています。
結果として、退役軍人が起業家としてテクノロジースタートアップを立ち上げるケースが結構多く、一例を挙げると、レベルの高いIT軍事技術を強みとして民間のアプリケーション会社を設立するなど、日本では学歴&派閥でキャリアが決まる文化ですが、イスラエルでは軍隊のどの部隊に所属していたかでキャリアが決まるというユニークな一面があります。

3. インキュベーションとベンチャーキャピタル

イスラエルにはテクノロジースタートアップを支援する多くのインキュベーションプログラムとベンチャーキャピタル会社が存在します。イスラエルはスタートアップカルチャーを奨励し、若い起業家たちに支援を提供しています。多くのアクセラレータープログラムやベンチャーキャピタルが新興企業を支え、成功に導いています。これらの機関は資金提供、メンターシップ、ビジネス支援を提供し、新興企業の成長を支えています。

4. グローバルなアクセス

イスラエルのテクノロジースタートアップは国際市場へのアクセスを重視し、多くの企業が世界中のクライアントと提携しています。このグローバルなアプローチは成長と国際的な成功に寄与しています。
また、イスラエルは多文化かつ多民族の国であり、これが異なる視点やアイデアをもたらし、革新的なプロジェクトを推進するのに役立っています。また、多くのイスラエル人は国際的な背景を持ち、異なる国々で教育を受けたり、仕事を経験したりしており、これが国際市場へのアクセスを向上させています。


まとめ

イスラエルは、その小さな地理的範囲にもかかわらず、世界有数のテクノロジースタートアップ企業の発展を支える多くの要因を備えています。その結果、イスラエルはテクノロジーの分野で非常に重要な役割を果たしており、今後もその影響力は増していくことでしょう。

今回の戦争で、兵力的にはイスラエル軍の方が圧倒的に有利な戦争だとは思いますが、この情勢不安によって、イスラエルのテック関係の企業が人材不足に陥る可能性もあるのかなと思います。この緊張状態が一刻も早く解消することを願っています。

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