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人は良くも悪くも流されやすい

こんにちは。尾田です。

「人は良くも悪くも流されやすい」

この言葉は、私たちが日常生活で経験する様々な状況に対して深い洞察を提供しています。感情、状況、そして周りの環境が、我々の考え方や行動に影響を与え、時には思わぬ方向に流されてしまうことがあります。この特性は、善悪両面で私たちの生活に大きな影響を与えています。

僕がこの概念を実感したのは、中学を卒業して皆それぞれの偏差値に合わせたが高校へ進学した後のことです。
進学校に行った人間は、周りが勉強する人間ばかりだから勉強しない人間がマイノリティーとなり、偏差値の低い高校に進んだ人達は、周りが勉強しない人間の集まりなので、勉強する人間の方がマイノリティーとなる。
結果として、努力できる集団と努力できない集団で数年かけて大きな差が発生してしまい、その差は容易には埋まらなくなるという、ある意味自然の摂理のようなものかと。

良い意味での「流されやすさ」は、新しいアイディアや異なる価値観を取り入れ、成長するチャンスとなります。柔軟性を持ち、他者との対話を通じて自分を豊かにすることで、広い視野を養うことができるでしょう。変化に適応し、進化することは個人としての成熟につながります。

一方で、悪い意味で流されることは、他者の期待や社会のプレッシャーに押し潰されがちな状況を招きます。群れの中で無批判に行動することで、本来の自分を見失いかねません。他者の期待に応えようとするあまり、自らの価値観や目標を犠牲にしてしまうこともあります。

この流されやすさは、現代社会においてますます顕著になっています。メディアや広告、そしてソーシャルメディアが情報を瞬時に拡散する中で、他者の生活や考え方に触れる機会が増え、自分を見失いやすくなっています。こうした外部の影響からくる流れに巻き込まれないようにすることは、個々の課題であり、慎重な自己管理が求められます。

「良くも悪くも流されやすい」という事実を理解することは、意識的な行動を促します。他者との交流や情報収集は重要ですが、それに振り回されず、自分自身の価値観や信念を確立し続けることが肝要です。流れに身をまかせることも大切ですが、その中で自分の進むべき方向を見失わないよう、常に心に留めておくべきです。これが、自己成長や真の幸福への鍵となるでしょう。


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