装具の採型。その時セラピストはどうするか?
採型する際の注意点
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo/30/4/30_223/_pdf/-char/ja
今回は採型する際の注意点をまとめます。なかなか意識する事はないと思いますが、型取りがずれてしまうと、足部に合わなかったり、不具合が生じたりすることが予想されます。また、修正が難しいので慎重にやらなければならない作業です。
その時セラピストはどうするか?も考えられたらと思います。
まず、論文紹介です。
座位にて採型をすることが多いですが、実際装具は立位を想定して作製することが多いため、座位での採型では不適合が生じてしまう可能性があるとしています。
実際座位での採型と比べ立位採型では、「立位バランスの安定化およびアーチ高率の減少を認め、さらに足部疼痛の減少傾向を認めた」としています。
これを考えると、セラピストは可能な限り立位で採型を取れるように立位姿勢の介助を行うことが必要と考えます。
また、初期背屈角などは後から調整が出来ないものもあるため、理想とする角度を一緒に装具士さんと確認するようにして下さい。
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