治療用装具と更生用装具の違い
治療用装具と更生用装具の違いについて説明できますか?
治療用と更生用装具は目的によって変わります。作る時期や用途により異なるのではありません。
(ただし、病院などによっては退院間近に作るものを更生用装具として言ってる場合もあるので注意が必要です。本当は違うので注意して下さい。実際僕は間違って使用していました。)
治療用装具は治療過程において用いることか目的となります。
更生用装具は失われた身体機能を補うことが目的になります。
なので片麻痺歴10年の方でも痙性治療目的で装具を作製するなら治療用装具。日常生活を営むために使用するなら更生用装具となります。
一般的に治療用装具は医療保険。更生装具は障害者総合支援法(身障手帳)を使用して作製します。
回復期では治療用装具を作製することが多いと思います。なぜなら身障手帳は症状が固定してから申請して、申請してから手帳が届くまで二ヶ月ほどかかるからです(地域によって異なりるようです)。また手帳が届いてから装具申請しても完成まではさらに二ヶ月ほど時間がかかります。回復期入院中では間に合いません。
制度を理解していないと適切な物を作れなくなってしまったり、不利益となることがあります。少し眠くなる話ですが、大切な話だと思います。
参考文献: 盲点チェック!脳卒中リハ装具活用実践レクチャー
↑レイアウトなどすごく見やすく、読みやすいように工夫されています。また通常の装具の教科書には書かれていなまさに盲点が学べる教科書です。
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