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おれは天才なんかじゃない。叩き上げでここまで来たんや。〜凡人の戦略〜

みなさんこんにちは!

今回のnoteを見ることで中谷の競技力の推移と練習マインドや戦略について知ることができます。

初めに言っときますが、本当のトップアスリートや天才には参考にならないです。

頑張っているけど結果が結びつかない、、、、、向上心はあるのに!
そんな体操が好きなあなた向けに書いています。
(体操していなくても参考になる部分はあると思います。)

それでは早速本編へどうぞ!

年代別競技力

体操開始〜中学生まで
体操を本格的に習い始めたのが小学6年生からでした。体操を始めるにはだいぶ遅い方ですね。内村さんや白井さんは幼稚園の頃からやっていました。
全日本ジュニアや全国中学高総体などの全国大会に出たこともありませんでした。

高校生
高1 インターハイにも出れず。
高2 インターハイに出れたが予選落ち。高校選抜などの試合も出たことがない。
高3 インターハイ又しても団体、個人共に予選落ち。国体は団体で15番とかだったかな。
もちろん全日本ジュニアにも出たことがない。
全国で中谷至希の名前を知る体操選手はほとんどいない。

大学生
大学1年 西日本、全日本インカレにも出れず。
大学2年 西日本、全日本インカレに出場するもどちらも無残な結果に。
大学3年 九州、西日本団体優勝、全日本インカレ団体3位、個人34位
大学4年 個人トライアウト25位予選落ち その他試合なし。
U21といった学生強化指定選手にも入れず、もちろん海外試合もない。
全日本選手権にも出たことがないし、種目別選手権もない。また全日本団体選手権にも出たことがない。

徳洲会の選手たちと比べると本当に自分の存在が消し飛びそうなほど、ザコい成績だが、体操を始めた時から競技力と結果が比例するようにずっと伸びてきている。
大学4年の時は怪我や葛藤で苦しみ、競技力が停滞したが、自分なりにずっと成長していると思う。だから別に徳洲会の人たちと自分を比べて卑屈になることもない。

もちろん勝負の世界だし、自分も負けず嫌いなので、負けて当たり前とは思っていない。

練習マインドその①

練習マインドや取り組み方はその時期によって変わることもあるけど、あまりブレないところもある。

その1つが感情じゃなくて、理性を優先させるということだ。

やりたいことよりもやらなければいけないことを先にやるという単純なことであったりもする。

例えば6種目通しでノーミスがあまり出ない人や、大過失がなくてもEスコアが49点にも残らない人が、新しい技の練習に精を出したりすることをよく見かける。

確かに技練は楽しい。新しい技ができるようになった時の高揚感は例えようのない気持ち良さがあるし、「あぁ〜俺上手くなってる」って思いやすい。

それが、趣味で体操をやっているのだったり、インスタに俺こんなことできるぜ!すごいだろ!ってアピールするためだけに体操をやっているのであれば何の問題もない。どうぞ続けてください。

でも僕のnoteを見るようなあなたは違うでしょう?
試合で勝ちたいですよね?
だったら技の減点を減らす練習、ミスをしない通し力をつける練習、着地どめの練習、前後半でクオリティーを上げる練習など点数に繋がる練習をするべきです。

うまくいっていない大半の人は手段が目的になっています。

新しい技をやるのはDスコアを上げてその結果自分の決定点を上げるためですよね。
それなのに、いつの間にかDスコアを上げることが目的になり、やがて新しい技を覚えることが目的になっている人周りに1人はいませんか?

新しく覚えた技を試合で使うことが目的になる人が多いです。
それが大事な試合が先にあるから、今のうちに試合でどんな風になるか試しておきたいという意図があるなら全然ありだと思います。それもしっかりと練習で使える準備をしているのならの話ですが。

体操はよく上手い選手ではなく強い選手が勝つと耳にすることがあります。

試合で披露する技なんて何百とある技の中から50〜60個くらいなんですから、全部できなくてもいいんです。その試合で使う技を磨きまくれば点数は出てきます。

僕の同期で初めてナショナル選手(日本強化指定選手)に入った柚木健大朗を見ているとよく思います。
毎日毎日徹底して東京オリンピックに出るために0.1を上げるための練習を積み上げている感じです。
絶対にバクチな勝負はしないし、堅実に、自分の力を出し切るための練習をしています。だから健大朗は強いんだと思います。

成果を出すのに必要なのは選択と集中です。

これさえできて、正しい方向に努力すれば必ず結果はついてきます。

練習マインドその②

自問自答

練習はしんどいものです。だって昨日の自分より、前の自分より強くなりたいんだったら、楽な事をしていては強くなれませんよね。

でも人間は弱い生き物だから、キツイ時などは自分の考えを正当化しやすいと思います。

例えば練習中に今日は鉄棒のルドルフの着地を絶対に止める!と決めていて、着地どめの練習をしていて、なかなか止まらない時とかに、

これ以上やったら明日の練習に支障が出そう、疲れている時にやって怪我したらどうしよう、別に今日止まらなくても別に良くないか?

などの感情が出てくることもあるでしょう。
これと似たようなことありませんか?

今日は通し練をしようと思っていたけど、UPの時調子があまり良くなく、今日やってもいい通しができそうにないからまた今度やろう、、

みたいなこと誰にだってあるはずです。
そういう時は自問自答するんです。

本当は逃げたいだけじゃないか?
今終わって本当にいいの?

先輩の亀さんが先日自身のYouTubeで言っていました。

易きに流れていないか??

まさにこれだと思うんですよね。

上記の例で言うと着地どめをやりきる体力を付ければいいだけだし、通し練だって調子悪い時でもまとまった演技を出せる練習をやるべきだし、それに対応できるUPを作ればいいだけの話。

人間本当に楽な方に流れる生き物!
そう言う時は易きに流れていないか自問自答するだけで、格段に練習の質が変わり、自信もつきます!

僕のオススメの自問自答方法をこのnoteを見ている方限定で教えます。
それは自分がどうしたいか?も大事なんですけど、それよりも

未来の自分が今の自分を見てどう思うか?

の視点を持って自問自答してみてください。

どうせみんな〇〇の時にもっとこうしとけばよかった。
あの時ああだったら、、とか言うんです。

だから3ヶ月後の自分が今の自分を見てるような感覚で自問自答するんです。
そうすれば客観的に自分を見つめれて冷静な判断を下せるはずです。

だから僕はあの時ああだったらって思うことはあまりありません。
だってその時その時で最善を尽くしてる自信があるから、戻っても多分同じ結果になるからです笑

これを心理学の用語で「メタ認知」、NLPの用語で「ディソシエイト」と言うみたいですよ。

サッカーの本田圭佑がリトルホンダと言っているのもこれにあたります!

凡人の戦略

ここからは凡人の戦略と題して書いていきます。

まず初めに伝えたいのは凡人は天才のいうことを忠実に聞いて実行していてもうまくいかないと思います。だって元々の能力が違うんだもん。

だから広い視野と、探究心などの総合力で戦うべきだと思います。
天才と同じ練習量で勝てると思いますか?
天才と同じ考え方で勝てると思いますか?

凡人が勝っていくには工夫しかないと思います。

それが練習効率を上げる工夫でもいいし、栄養学や心理学を学んで自分の力を高める工夫でもいい、PDCAサイクルを活用して目標達成のプロセスの能力を高める工夫でもいい。工夫するところは山のようにある。

それらのことをしないで自分が勝てない原因を全て能力のせいにするのは間違っていると思う。

勝ちに不思議な勝ちはあっても負けに不思議な負けはない

絶対に原因はある。だからその原因を探求しなければならない。

みんながしていることだけしていれば、みんなと同じような結果になる。

何をするのか?何が必要なのか?はその人の数だけ答えが変わってくる。
ぞれを自分で考えることも一つの力になる。

確かに才能がスポーツに起因する部分は多い。
でも天才じゃなくてもスターになったスポーツ選手なんか沢山いる。

才能? そんなん関係ねぇ! 覆してやろうぜ!

心の素質を伸ばして強敵に勝っていこう!


インターハイ予選敗退するようなへぼ高校生が鹿屋体育大学といった国立の強豪校(その年のインカレは4位)に入った方法や、大学4年の時に試合にもでれなかったのにも関わらず徳洲会体操クラブへ入社できた詳しい経緯はまた後日書きます。

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https://twitter.com/yoshi0708_


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