仲間を守るには言葉を変えろ
建設業のあるあるの中に、タメ口がある。
相手が明らかに年上だったとしても、初見からタメ口でくる人も少なくない。
これについてはもう諦めている。
そういう人もいるよなと。
ただこのタメ口のスタイルによってのデメリットが非常に大きくて、うちの会社ではリーダーになる人の言葉遣いはかなり厳しく指導する。
今日はこの【言葉】についてのお話。
リーダーの仕事の1つ
リーダーの仕事は幅広くありますが、その中の1つに【仲間を守る】というものがある。
この仲間を守るために必要になってくるのが【言葉】です。
これは何も仲間を守るために敵を論破していく能力ではありません。
まぁそれも時には必要なことかもしれませんが、本質的ではありません。
仕事を進めていく上で一番大切なことは、敵を作らないということです。
言い換えると、【仲間の数を増やす】です。
出てくる敵を全て倒していては時間がいくらあっても足りません。
力を貸してくれる仲間を少しで多く作らなくてはいけません。
そこで大切なことは汚い言葉遣いをしないことです。
罵倒したり、タメ口で物を言ったりでは、相手は不快に思います。
そうなると、「こいつなんだ?」「なめてるな」とどう考えても仲間になってくれそうにありません。
これは僕の持論ですが、タメ口スタイルの人は自分はタメ口で喋るくせに
明らかに自分より年下の人にタメ口で喋られると怒ります。
自分にだけ甘いスタイルです。
普段から丁寧な言葉遣いを心がける。
困ってそうな人がいたら、なるべく声をかける。
これをするだけで、敵対してくる人の数は圧倒的に減らせられます。
自分一人じゃないことを忘れるな
敵対する人が多くても、巧みな言葉で相手を言い負かせればいいんじゃね?
と思う人もいると思います。
でも、これではグループは守れないんです。
自分が常に現場でいればなんとかなるかもしれません。
でも自分が居ない時に、言い負かされた相手は、仲間に攻撃してきます。
「あいつら、あのムカつくやつのグループだろ?」
と攻撃の対象になるのは自分ではなく自分より弱い仲間たちです。
攻撃されたと思う人は、またやり返してきます。
自分がずっと皆んなのそばにいないと守れないんです。
この時に、敵が少ないとこんなトラブルは全て避けれます。
むしろ仲良くなっておけば、
「あそこのリーダー今日居ないけど、若い子達困ってそうだな。」
と助けてくれたりします。
普段の言葉遣いを丁寧にするだけで、敵の数を減らして、力を貸してくれる人が増えます。
仲間を守るのは相手を論破する事じゃないんです。
論破された人は自分の仲間にはなってくれません。
この事を絶対に忘れてはいけないんです。
自分のグループのメンバーに矛先が向かないように、普段から敵を作らないでおくことが一番グループを守ることにつながります。
まとめ
普段から丁寧な言葉遣いで喋るだけなのでなんのコストもかかりません。
リーダーになる人は必ずやったほうがいいです。
トラブルの数を減らし、今よりも、もっと作業に集中できる時間を作りましょう!
今回は【言葉で仲間を守る】お話でした。
本日もご安全に!
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