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老人ホーム紹介業を給与をもらいながら開業して気が付いたこと

長いタイトルですみません。

今回の記事の結論は「リスクを取らなければ得るものはない。」です。

むかしからことわざで「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とか「ノーペイン、ノーゲイン」など古今東西似たようなものがあります。

サラリーマンは給与をもらうことに慣れすぎてしまっている!

最近よく考えることは「サービスや商品の価値の感じ方(支払っても良いという価格)は人によってかなり差がある」ということ。

  • 持てる財産すべてを投げ捨ててでも健康が欲しい

  • 自分で健康管理をしっかりするので民間の医療保険には一切入らない

  • 社会保険だけでは不安なので、民間医療保険、民間介護保険、養老保険、老後のための積み立て貯金なでの毎月6万円近く払う

  • 毎日の食費には1日400円以上かけない。

  • 食べるという楽しみは生きがいなので月の食費はあまり考えずに気前よく使う

  • ホームページの制作に5万円以上かけない会社

  • 価値があるホームページに200万円以上かける会社

実際のお金のやり取りは需要と供給によってモノやサービスの値段はかなり流動的に動いています。しかし企業の中で働くサラリーマンとしてはこれらの仕組みとは関係なく、モノやサービスを買った顧客が支払った代価に比例して給与をもらうことはできない。保険の営業マンしかり、雇われWEBデザイナーしかり、飲食店で働くスタッフしかり…。

儲からないビジネスであるなら雇用されていて時間労働を切り売りする方が得をする場合が多い反面、儲かるビジネスであるならば時間労働をしていてもいつまでたっても給与はほとんど変化しないということになります。

給与は基本的には時間に対して支払われるので、大まかに言えば売上貢献してもしなくても結果(給与)は同じということになるので、そこそこ頑張ってる風に見せておくテクニックを磨けばよいという結論になります。

リスクを取らないと結果的にリスクを負うことになる

私の場合、ご縁があって雇用してもらえたある法人に所属しながら、全く新しい事業を始めることが出来ました。だから老人ホーム紹介業という今まで自分がしたことが無いことにも挑戦できたし、結果を出せない間にも給与をもらえ、ノウハウを少しずつでも蓄積することができました。

けれども、売り上げが例えば100万円を超えても、給与は一定であるということです。

私はリスクを取ることが出来ませんでした。理由は

  • 収入がない時期が3カ月続くのか1年続くのかわからないことが不安

  • 収入を得ても給料としてもらっていた程度の額を超えて稼ぐことが出来るのか不安

  • 収入がない時期が続くと自分だけでなく、家族の生活を支えることが出来るのか不安

  • そもそもリスクを取るという選択肢を妻が納得し了承させることが出来るのか不安

  • 自分が独立して事業を行った際に、会計の方法も分からないし、そもそも売り上げを継続させることができるのか不安

まだあるかもしれませんが、大まかにはこんなところでしょう。
要は成功する可能性は否定できないが不安だから前に進めないということ。

虎の穴に入るのは危険だからやめておこうという選択肢しか思いつかなかったわけです。

でもひょっとしたら自分で開業していたら一年後に年収がサラリーマンの時の3倍になっていたかもしれない。働く時間にも余裕が出来てもっと自由になったかもしれない。

すべては、やっていないことなので、可能性の問題であって誰にもわかりません。やった人にだけ結果が付いてくるのです。リスクを取りにいかなければ失敗もしません。

瀕死になるほどのリスクは取るべきではありませんが、リスクを取らなければ多くを得ることもないのです。

問題はより「自分が取れるリスクはどこまでか」を判別し、その中でリスクを承知の上でリターンを狙うかということに尽きます。

自分ができることの価値が自分でわかっていない

  • 自分がどんな価値を提供できるかわからない

  • どこに自分の提供できる価値を欲している人がいるのかわからない

  • いくらでその価値を提供し、どのように提供していいかわからない

  • 世の中に自分が提供できるものがどの程度価値があるのかわからない

まだまだあるのかもしれませんが、だいたい上記の内容が明確になった上で、自分の生活費を上回るだけの収入を得ることが出来れば、そもそも誰かに雇用してもらう必要性がないわけです。

逆に言えば上記の内容を明確にし、戦略的に価格設定と価値提供ができれば良いことになります。

しかし、最終的には先ほど記述した自分の中の「不安」と闘わなければなりませんし、失敗するリスクを取りにいかなければなりません。場合によっては想定以上の失敗を被ることも覚悟しなければなりません。

そういう意味では、リスク範囲を想像する能力が非常に大切かもしれません。リスクを最小限に抑えるための工夫や想像以上のリスクを負うことにならないか事前に十分検討が必要になります。

適正なリスクを取り続けよう!

致命傷ではなく、かすり傷程度の失敗を繰り返しながらうまくいけば成功できることを繰り返す。想定が甘いと骨折程度の失敗を起こすこともあり得るかもしれません。

けれども、安全な場所で安全に活動するだけでは時間労働の対価をするだけです。今後は人間ではなくてもできる時間労働はほぼすべてロボットやAIに取って代わられるでしょう。

リスクを取らないという選択肢がリスクが少ないとは言えないのです。
であるなら、しっかりとリスクコントロールをしつつ成功する可能性を模索し続けるべきだと思います。

老人ホーム紹介業をリスクを取って開業してみる

まだ大けがして立ち直れないということにならないように慎重になっている自分がいます。けれども、上記にあげた自分が提供できる価値やそれを誰がどの程度求めているのかが少しずつ雇われながらも続けているうちに徐々にわかってきました。

ひょっとしたら自分のキャリアや経験で介護事業所に対してコンサル業をすることも出来るかもしれない。

ひょっとしたら簡単なホームページなら作成できるのでそれを販売することが出来るかもしれない。

ひょっとしたら楽器を学習したい人に練習するノウハウを教えてあげることが出来るかもしれない。

いろんなひょっとしたらが、普通にサラリーマンをしている人に隠れている気がします。

まとめ切れない感じで終わりますが、こんなことを考えている今日この頃です。

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リスクを取らない方が楽に過ごせるけど、わくわくすることもないしリスクを取らなくても自分で働く環境を選べないというリスクを背負うことになります。

取れないリスクと取れるリスクを見極め、よくよく検討しつつリスクを取っていきましょう!!っていう話でした。



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