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ふるさと納税と縁結び

皆さんはふるさと納税していますでしょうか。
ふるさと納税の制度自体に賛否あるようですが、僕はここ数年は毎年ふるさと納税しています。

ふるさと納税の寄付先

和牛とか、シャインマスカットとか、普段は買わないものがもらえるところに寄付して、贅沢な気分を楽しんでいます。

本来の趣旨としては、応援したい地域に寄付をするというものだと思いますが、僕は返礼品が美味しそうなものを選んでいます。

そんな僕が返礼品にはこだわらずに毎年寄付している地域が2つあります。

1つは地元。地元の返礼品はあんまり欲しいものが無いですが、やはり応援したいという気持ちがあるので毎年寄付しています。

もう1つは島根県の出雲市です。

僕と出雲

昔、僕は会社の出張で出雲にある取引先に行きました。
トラブル対応で、月曜日の朝から取引先の工場に行かないといけないので、日曜日のうちに出雲へ移動する必要があり、
せっかくの休日を移動に当てないといけないことや、その後のトラブル対応のことを考えて憂鬱な気分になっていました。

ホテルに昼前について、まだチェックインできないので時間を潰そうと思ったのですが、ホテル周辺には何もなくて時間を潰せそうにないので、
せっかくだから出雲大社にでも行ってみようと思い、バスに乗って出雲大社に向かいました。

その頃は、HIVに感染したかもしれないとか、それ以外にも色々あって、精神的にだいぶ荒れている時期だったこともあり、
「縁結びね…神様に祈って出会いがあるなんて、そんな虫のいい話があるのかね」
と、全然真面目にお祈りする気持ちもなくて、時間潰しに観光するという気持ちでした。

出雲大社

バスが着くと、観光地らしくお土産物屋が並んでいる道を進んで、
出雲大社に向かいしました。

出雲大社は荘厳な感じで、でっかい木が境内に生えている感じとか、デカいしめ縄とかをみて、ひょえーとなって、
縁結びとか信じていないながらも、神様に失礼が無いように一応ちゃんとお参りしました。

そんな感じで、「まぁ、一応観光地でお参りしてきた」というくらいな感じで出雲大社からホテルに戻ったのでした。

縁結びパワー

パートナーとは出雲出張よりも1年~半年位前に知り合った友達で、
僕は全然恋仲になるとは思っていなかったし、身体の関係もなかったし、本当に”良い友達”って感じで思っていました。

なんとなく不器用ながらも良い人オーラが溢れているタイプで、
「こういう人が好きな人もいそうだし、誰かに紹介してあげたいな」くらいに思っていました。

それが、出雲出張から帰ってきてから数週間後に、彼から「付き合おう」と言われたのです。

僕は色々と荒れていた時期であったこともあり、
「まぁ、こういうタイプの人と一回付き合ってみるのも良いかな」という感じで、
そんなに深く考えず、お試し気分で付き合うことにしました。

それが、付き合いだしてすぐにパートナーの都合で同棲することになり、
そうこうしているうちに、自分のHIV感染が発覚したりして、
僕は精神的に不安定になってパートナーに当たるようなこともあったのですが、
パートナーは根気強く一緒にいてくれました。

そして、「なんでこんな状態で付き合い続けてくれるのだろう」と不思議に思うようになりました。
逆の立場だったら、付き合って数か月の段階でHIV感染が分かったり、メンタル不安定で当たってこられたりしたら別れるよな、と。

確実にあのまま一人でいたら、ボロボロになっていたであろう僕にとって、
根気強く付き合ってくれて、色々踏み外しかけていた僕を引き戻してくれた彼は、ある種、命の恩人といっても過言ではないと思うようになりました。

そして、振り返ってみると出雲大社に行ってすぐ後に付き合うことになったな、と思い出したのです。

ひょっとして、出雲大社の神様が見かねて、今のパートナーとくっつけてくれたのではないかと思うようになりました。

お礼としてのふるさと納税

本来、ご利益があった場合ってお礼参りとかをするのだと思うのですが、
出雲にはその後行く機会が無いので、お礼参りは出来ていないです。

あまり信心深いタイプでもないので、正直言ってまだ半信半疑というか、偶然かなと思っている部分があります。

ただ、お礼の気持ちは示したいなというのがあるので、
毎年、出雲市にふるさと納税することにしています。
寄付金の使い道で文化財の保護とかがあるので、それを選ぶことで少しは出雲大社へのお返しになるのではないかと思っています。

将来、同性婚が出来るようになって、パートナーと結婚ができたら、
一緒にお礼参りに行くのもありかなーなどと妄想しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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