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【百年ニュース】1920(大正9)5月24日(月)横浜最大手の生糸輸出商茂木合名会社(野沢屋)が破綻。同じく茂木惣兵衛(3代目)が経営する七十四銀行、上州銀行も連鎖倒産。横浜の左右田銀行にも取付が発生し臨時休業に。横浜生糸取引所は2日間の休業となる。戦後不況の危機状況が露わに。

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「横浜における七十四銀行すなわち茂木惣兵衛の銀行は先頃より悲境に陥り日本銀行正副総裁を招き救援を内訓したる結果、600万円も支出し一時小康を得るの様子なりしが、到底救うべからざるに立ち至り、昨日茂木の依頼にて若尾幾造腰越に来たりさらに700万円救助を要するとのことなりしにより高橋蔵相に電話にて申し送りそれぞれ心配せしめたるもついに功を奏せず、本日閉店(三週間)したれば他に影響なきよう高橋に注意せしめたり(原敬日記)」

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【百年ニュース】1920(大正9)5月26日(水)二日前に破綻した横浜の七十四銀行の影響が神奈川県下に拡大。左右田銀行,戸部貯蓄銀行,元町貯蓄銀行,横浜実業銀行,江陽銀行,関東銀行,川崎共立銀行等が取付に合う。七十四銀行整理委員に原富太郎ら内定。絹業者の救済陳情相次ぐ。

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