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落ち込みの選択

私が10年以上継続している、学びの一つに選択理論心理学があります
選択理論心理学とは、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学で、すべての行動は自らの選択であると考えます。

行動を選択できるのは自分自身であり、他人から直接選択させることはできません
また、他人から与えられるのは情報のみで、その情報から自らが判断して選択をしています
そんな考えに基づいています。

人は常に最善の選択をしています
また、どんな行動にも必ず目的があります
目的とは、『何のために、誰のために、なぜ?』を明確にすること。

選択理論心理学に、『落ち込みの選択』という考え方があります。
シェアします。


選択理論では『落ち込み』も、自らの選択と考えます。
『人が落ち込みを選択する3つの理由(目的)』について説明します。

怒りを抑える

物事がうまくいかない時、私たちは『怒り』の感情を持ちます
『怒り』の感情を行動に変えたとき、その行動が様々なトラブルを引き起こすことを本能的に知っています。
そして暴力や争いごとなど、破滅的な行動を回避するために、『落ち込む』ことを選択します。

他人に助けを求める

私たちは、落ち込みという行動を通して、人に助けを求めています
同情を得ようと考えています。
他の人からの援助をもらうために、『落ち込む』ことを選択します。

逃避をする

落ち込むことで、やりたくないこと、恐れていることから逃れることができます。
それをしないための口実(言い訳)をつくろうとしています。
したくないことを見ないために、『落ち込む』ことを選択します。

では、『落ち込みの選択』をしないためには、どうしたらよいのでしょうか
それは・・・
『見方を変える』か、
『自分の求めているものを変える』か、
『自分のしていることを変える』かのいずれかを選択し行動します


落ち込むのは、自らが選択した行為です。
見方を変えれば、落ち込む必要はありません。

人に期待していて、その人が期待通りにしてくれなかった。
『やってくれると信じていたのに・・・』と落ち込むこともあります。
これは落ち込むことで、怒りの感情を抑えているのです。
ですが、その人に(過度な)期待をしていたのは自分であり、
その人の(相手の)行動をコントロールできるわけではありません。
落ち込みを選択する』よりも、『相手の気持に寄り添う』ことのほうが大切ですよね。

先日、私自身、あることが起きた時に思ったんです。
期待している。
変わるものと信じている。
だけど、変わらない。
これではうまくいかない。
駄目だ・・・

まさに期待からくる、落ち込みの選択。

なぜ? どうして?
わかってもらえない。
自分のせいにしたくない。
結局は逃げてる、ってこと。

何事も、人がやってくれるのを待つのでなく、自らがやる。
『あの人は全く変わらない』でなく、まず自分が変わって人に影響を与える

大切ですね。

今日も読んでくれて、ありがとうございます。
感謝です。

ではまた。

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