見出し画像

3人のレンガ職人

『3人のレンガ職人』、知っていますか?
私がこの話を最初に聞いたのは今から10年以上前。
ある学びに参加した時、イソップの寓話として教えていただきました。

だけど、実際にはイソップの原典には含まれていないようで、このストーリーの正確な起源は不明確とのこと。
形を変えながら、似たような話が幾つもありますね。
何れにしても、その発祥地や最初に語られた時期についての確実な情報はありません。

簡単にストーリーの説明を。

『3人のレンガ職人』
中世ヨーロッパのとある町で、大聖堂の建築が行われていた。
 
そこへ旅人が通りかかり、一人の職人に尋ねる。
「何をしているのですか?」
するとその職人は不機嫌そうに答える。
「ただレンガを積んでいるだけ。つまらない仕事さ。」
別の職人にも尋ねてみる。
「何をしているのですか?」
すると、2人目の職人はこう答える。
「強い頑丈な壁を作っているのさ。」
また、別の職人にも尋ねてみる。
「何をしているのですか?」
すると、3人目の職人はにこやかに胸を張ってこう答える。
「街中の人が喜ぶ大聖堂をつくっているんだ。自分が亡くなってからも、子供や孫達が私の仕事を誇りにしてくれると思う。」

レンガを運んで積み上げる仕事。
やっていることは同じなのに、仕事に取り組む姿勢・意識がそれぞれ異なる。
この、仕事に対する姿勢・意識の違いが、その成果や満足度に大きな影響を与える。

やらされている、ただやっている、自信と誇りを持ってやっている。
その仕事をすることの価値。そして、自分なりの意味づけ・意義づけ。
何のために、誰のために、なぜ、やっているのか、という明確な目的。

この物語は、仕事に対する姿勢や視点が、その人の人生に与える影響を教えています。
自分がやっている仕事の中に意義を見出し、それを通じて自分自身や他者に貢献する意識を持つ。
そうすることで、より充実した人生を送ることができます。

今あなたがやっているその仕事、それはあなたが本当にやりたいことですか?
そしてその仕事に誇りを持っていますか?

世の中には好きなことを仕事にできている人がいます。
また世の中には、好き嫌いでなく、生活のために働いている人もいます。
どちらも間違いでなく、自分の価値観にそって働いています。

でもね・・・
思うんです。

同じ時間を使うのなら、磨いてほしいな、って。
人と同じことをやるとしても、自分なりの工夫をいれてほしいな、って。

60分掛かっていたものを慣れることで50分にして、
工夫することで40分にする。
人と協力し合うことで更に縮まるかもしれない。

世の中には要らない仕事はなくて、
どんな仕事でも、その仕事に対する熱意が結果に現れる。

その熱意が自分一人じゃなく、他の人にも広がることで、
組織が、会社が、社会が大きく変わっていく。

自分の意識で社会が変わる。
これ、すごいことだと思いませんか?
まずは自分が変わる、っていうか、仕事を楽しみましょう
そして、その影響の輪を広げましょう

自分の仕事に誇りをもって、毎日を素敵な一日に。

今日も読んでくれて、ありがとうございます。
感謝です。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?