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【無料note】すべてが思い通りになる思考法

●なぜかうまくいく人のすごい無意識 #梯谷幸司

過去基準の場合、何かアクシデントが起きた時、しばしば「なぜこれが起きたのか」と自他に問いかけます。

原因を探るために、「なぜ」という言葉を使ってしまうのです。

ただし、その原因が明確になることはほぼありません。

自動車メーカーのトヨタの現場で実践されているトヨタ式カイゼンを真似して、「『なぜ』を5回繰り返せ」と言う人がいます。

機械の分野ならそれは有効です。

なぜなら機械の不具合であれば、ここが1ミリ厚いのではないか、工程はどうかと、必ず答えにたどり着けるからです。

しかし、それを人間に当てはめて「なぜ」と原因を探りにいってしまうと、人間のメカニズムは複雑ですから、答えは出てこないどころか、具合が悪くなってしまうのです。

企業のコンサルティングをして感じるのは、「なぜ」を繰り返す社長の会社はスタッフもあまり伸びませんし、うつの社員が多いという傾向もあります。

たとえていえば、子供がテストで80点をとったケース。

お母さんが「なぜ80点なの?」と、原因に焦点を当ててしまうと、子供は無意識に言い訳を考え始めてしまうのです。

それに対して未来基準の場合、「何の目的で80点を取ったの?」という質問になります。

そこには大きな目的があるんだね、という前提があるわけです。

「どんな目的なんだろう」と未来に視点が向かいます。

病気も、「なぜ病気になったのか?」ではなく、「何のために病気になったの?」という質問になります。

すると「この病気は何か意味があってやっているのだ、何かに気づく必要があったんだ」という前提が生まれます。

しかし、「なぜ病気になったのか?」を追求し始めると、過去に焦点が当たり、「何か悪いことがあった」という前提で話が進んでいってしまいます。

過去と未来、どちらに焦点を当てるのかで、身体の反応や脳の動きが大きく変わってしまうのです。

【過去基準】

行動する時、「なぜ」それをやりたいのか理由を考える。また、自分の行為がうまくいかないとき、「なぜ」うまくいかないのか、原因を考えるパターン

【未来基準】

行動するとき、「何のために」それをやりたいのか目的を考える。また、自分の行為がうまくいかないとき、「何のために」うまくいかないのか、別の目的や新たな利用法を考えるパターン

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