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note初心者コピーライター、気づく

「コピーライターとして、仕事として毎日毎日、文章を書き続けているけれども、仮に僕がコピーライターでなければ、あるいはコピーライターを引退したならば、僕は文章を書くのをやめるのだろうか。それとも、書き続けるのだろうか。僕にとっての文章とは、はたして何なのだろうか」

そんな哲学的というか、ちょっぴり高尚な考えから始めたような雰囲気を漂わせて(その雰囲気を感じていたのは僕だけかもしれませんが…)始めたnote。

でも、実は違うんです。
正直に言います。
「なんかみんなnoteやってるから、僕もやってみっか」で始めただけなんです。

「ブログ」という言葉が日本で定着し始めたのは、あくまで僕の記憶にすぎませんが、2003〜2004年頃ではないかと思います。
僕は野球が好きなのですが、近鉄バファローズが身売りをすることになり、球界再編が取り沙汰され、ホリエモンがバファローズ買収→新球団設立に動く…という、球界的に激動を迎えたのがその頃で、ホリエモンは一躍有名人になりました。

で、そのホリエモンがCMで「ブログ」という言葉を使い、僕は初めてブログというものを認識した覚えがあります。
それが、2003〜2004年頃ではなかったかなと。
(違ったらごめんなさい)

その後、ブログは日本に定着するわけですが、僕も独立して木村文章店を設立後、ブログを書いてみたりしました。

この「みたりしました」がポイントです。
よく言えば「チャレンジ」、実際には「みんなやってっから」が、この言葉に表れています。

みんなやってから拙僧もやってみっか。
こんな生半可な気持ちでは長続きしません。
案の定、僕はブログを立ち上げてはわりとすぐに放置、また始めてはまた放置…を繰り返してきました。

noteもそんな感じになるんだろうなあ…と、心のどこかで感じていたような気がします。

で、noteにログインして、ちょいちょいといろいろいじってみたのですが、なるほど!
noteはスキを押させていただいたり、フォローさせていただくことで、自分のことも認識してもらい、それで自分の記事も読んでいただけるかもしれない、SNSみたいな、交流型のブログだったのですね。

え?
知らなかったの、僕だけですか?

なんですか、最近は(きっと、もう何年も前からなんでしょうけど)パソコンで原稿を書くのも、Googleで、クラウドで書くのが主流なんですってね。
僕はそんなことも知りませんでした。いや、知っていましたが、目を背けていました。めんどくさくて。
でも、さすがにこれじゃやべえ、時代に置いていかれるってんで、本屋さんで「Google活用法」みたいなムックを最近買いましたもの。
ですが、きっとこれからも、僕はGoogleで原稿は書かないのです。
これまで通り、Macのテキストエディットで書き続けるのです。
めんどくさいから。

そんなアナログ方面の僕ですが、noteの楽しみ方に気づいたからには、ちゃんと勉強をして続けてみようと思います。

プロの物書きなわけですから、せっかくなら、読んでいただく方に「読んで良かった」と思ってもらえるような文章を書かなくてはとも思ってます。
「そういう文章は、普段の仕事で書いているんだから、noteはもっと気楽に書けばいいじゃない」
バカヤロウ!!
仕事だろうが、仕事じゃなかろうが、世の中にお出しする文章は、価値のあるものにする。
それが、プロフェッショナルとしての矜恃じゃないですか。

noteを使いこなしていらっしゃる皆さまから遅れること何年もになるかと思いますが、僕もnote、書き続けてみようと思います。

動機は「みんなやってから」ですが、書き続けようとする根底にあるのは「文章の修行」かもしれません。

野球好きと前述しましたが、プロ野球選手がどんなにすごい成績を残しても、さらなる高みを目指して厳しい練習を続けるように、プロの物書きにも、到達点など無いと思うのです。



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