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567virus

はじめに、こちらの記事はあくまでも私の個人的な解釈であることをあらかじめお断りさせていただくものです。
Nasuno

2019年、太古より地球上に存在していたウィルスに名前が付けられました。
これは人類のテクノロジーの進化により、見える化に成功した結果ともいえます。

ついに目に見えない世界にメスが入りはじめています。
万病のもとと言われ、謎の多かった病である風邪に対抗できるところまで人間が進化しつつあるのかもしれません。

2023年現在、感染症は未だに完全終息に至らず、世界累計感染者数は六億七千五百万人を超え、亡くなった方は六百八十万人にも及び、日本での現在までの累計感染者数は三千三百三十万人を超え、亡くなった方は七万三千人にも及び、国内においても大きな爪痕を残すこととなった。

1918年に起こったスペイン風邪以後、今日へと至る急速な近代化が起こったといいます。
激動の時代背景の中、次第にスペイン風邪は風化していったようです。

その後に起こった大戦後の世界的な大復興により、人類はかつてない速度で繁栄しました。100年余りの間で、世界の人口は3倍以上(日本は2.27倍ほど)になりました。

今回も同様に地球規模の大きなアップデートのようなものが行われようとしています。未曾有のパンデミックにより人類は否応なしに地球に生きる存在であるとあらためて思い出させてくれたのです。

否応なしに加速する時代

世界的パンデミックへの対策と同時に世界各国で様々な取り組みが行われています。

衛生面、コミュニケーション、働き方などの物理的な面。

愛する存在、お金をはじめとるする豊かさへの価値観の変化、自らの在り方、生きる意味といった精神的な面。

目に見えるものから目に見えない大切なものまで、ありとあらゆる事柄に全方位的に再認識する事態となりました。

それまで常識だったことが非常識に、そのまた逆も起こりました。

これまでの約三年という短い期間に起こった様々なこと。

供給が間に合わなかったマスクパニック。

マスク美人。

一気に進んだキャッシュレス化とマイナンバーカード。

信じられないスピードで行われたワクチン接種。

自分を守るためじゃない、愛する人にうつさないため。

多くの人がオンライン授業、テレワークによって運動不足になりました。

無駄とも思っていた通勤や通学によってごく自然に適度な運動が行われていたのです。

人間が二足歩行である意味を思い知らされました。

不規則な生活習慣なったことで、朝日を浴びなくなり体調の不良を訴える人が多数現れました。

昼間働くことの意味が再認識されました。

オンライン会議だと意思の疎通が取れないこともわかりました。

人間はどうやら相手の表情や声のトーンだけでコミュニケーションを取っていないようなのです。

何か得体のしれない目に見えない要素を汲み取りあうことによって円滑な情報交換がなされていたのです。

勿論悪いことばかりではありません、人と人が助け合うことの大切さを随所で感じられました。

有事であればこそ団結し、持てる以上の力が出たりするものです。

03・13マスクの着用についての変更

5月に第五類(インフルエンザと同じ)へ変更されることに先立ち、本日2023/03/13より、マスクの着用に関するルールが見直され「個人の判断」となった。

おそらくこの措置によって、屋外でのマスクの着用率は徐々に落ち着いていき、広い屋内においても一部ではマスクをしなくても過ごせるようになるかもしれません。

これによりマスクの持ち歩きという習慣化が起こるのではないかと思います。人間は一日のうちに様々な場所を移動し続ける生き物なので、こと公共機関においては多くの人が今後もマスクを自主的に着用することが予想されます。

しばらくするとマスクの着脱について細々としたトラブルが頻発することも考えられますが、それらも時とともに沈静化するでしょう。

今年の夏の終わり頃には、ようやく3年以上にわたるストレスから解放されたような居心地を感じられるようになるかもしれません。

おわりに

私の祖父も昨年末に医療機関に入院中に院内感染したことにより、最終的に肺炎を発症しその日の内に息を引き取りました。

もともとは自宅で転倒した際の怪我が原因で大事をとって入院、その後の怪我の具合もよく本人が退院に向けて意欲的になった矢先の出来事ではありましたが、最後に苦しむこともなく年齢的にも大往生でした。

本日のルール変更に伴い、昨年末の祖父の葬儀のことなどを思い出しつつ、こうして記事として残そうと思い立った次第です。


タイトルイラスト

TOMOさんよりお借りしています。
ありがとうございます。

著者プロフィール

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。