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就職活動は後悔しないように

それで人生の全てが決まるわけではないけれど
社会人スタートを気持ちよく踏み出してほしいと思う


就職活動はいつから動き出すの?

「地域によって、大学によって違う」
長年採用担当を経験して感じていた
医療福祉系の求人は年末~年度末が多く、募集人数は少ない施設が多い
なので、いつがいいと一概に言いにくい
実習や卒業論文、国家試験の前か後か悩む学生もいる

それに比べて民間企業は早い!
医療福祉系に比べて、企業側の採用の準備が早い
企業は来年、再来年の計画準備が医療福祉系とはスピード感が違う
医療福祉系は関連法律や診療報酬などの改定などの影響受ける
国、厚生労働省等の議事からの予測も情報も速くなってきた

様々な学部や学科がある大学の学生さんの話を聴くと
「民間企業の就活してる同期は4年の春や3年で内定もらってる」
その影響か、焦って早めに動くけどいろいろ定まってない
福祉系大学の学生はそんな刺激が少ないから、焦ってない
公立の学生は、公務員などの本命に向けて経験として活動している
地方になるほど、近隣の就職先のリクルートの影響を受けやすい


大きな組織ほどリクルートは早い

組織が大きなグループなどは、採用人数も多くなる
組織の計画を早めに立てる必要もあり、リクルートも早くなる
必然的に企業化して、ビジネスモデル的発想を持っている
「就職相談会」「学生交流会」「見学会」などを開催して
養成校や学生さんのニーズに応えようと考える
「現場をイメージする」「相談できる」そんな機会を準備する

そんな場を上手に活用することはメリットが多い
「その組織の採用試験を受けないといけない」と思う必要はない
社会福祉士、精神保健福祉士の実習期間は短く数か所の経験だけ
現場が変われば雰囲気も違う
いろんな現場のSWから話を聴いたり、現場を見学したりするのは
「知る、感じる機会」で損はない(交通費はかかるけど・・)
いろんな現場を見聞きして、気持ちや考えを整理できる方がいい

実習を受けていない現場ほど、閉鎖的にもなりかねない
学生から現場が見られることで先輩たちを刺激してほしい
現場は忙しいだろうけど、閉鎖的になってはいけないと思う

事業所や施設の企画を上手に活用することをお勧めする


コロナ禍はいろんな学生が増えた

リアルな交流、指導が受けられない影響がわかりやすかった
服装、身だしなみ、挨拶、言葉遣い、発言内容
相談なら、素直なありのままでいいけれど
採用面接でそれはダメだよ( T_T)\(^-^ )って学生は増えた
お試し受験かもしれないけれどさ・・おいおいって何度思ったことか
個人的にはそこから成長させるのが好きなんだけどね
組織はそんなに寛大ではない
しっかり準備はすることは仕事に向き合う基本中の基本

オンライン面接を経験するいい機会にもなった
カンペ準備してるのかなーってわかりやすい学生もいた
次第にオンラインに慣れて対応策が練られるようになり
マニュアル的なものが誕生していくけれど
それは参考にする程度で
面接で見るのは人柄や熱意や向上心やどんな考えを持っているのか


時代の変化も感じる

内定を出して、入職に向けて新年度の体制を考えて
就職先と養成校の先生との関係や、先輩後輩の繋がりもある
内定を辞退する場合には相談したり、気を使うものだったけれど
今は自由にさらっと辞退も多い
こちらから確認してわかるケースもある
入職してくるものと準備していた病院は慌てる
急に人材不足で新年度を迎えることになる
昔なら大学に苦情を申し出るのだろうけれど
いや、今でもそうなのかな?
もちろん学生がしっかり選択することも大事
辞退がダメではないけれど、連絡やマナーも大切にしよう

僕の前職では毎年採用人数も多かったせいか
辞退者はおよそ毎年○○%と見込みを想定していた


面接官も現場も問われている

長く勤務してほしい
成長して組織に貢献できるようになってほしい
そんなことを思う
年功序列を経験しているほど・・

これからは転職当たり前、副業当たり前
コミュニケーション苦手な人も
プライベート大事でクールでドライな人も
いろんな業界に増えていく
僕みたいな仕事人間の上司は嫌がられやすい
職人のような伝統芸のような伝承は古い
AI的になんでも教えてくれることに慣れてる若者が増える
そんな社会にしていった我々世代が
社会の変化についていけなくなっていることも増えている

いい人材を期待して成長して継続してほしい
受け身に考えている現場は危うい
努力すればご縁が増えるだろうけれど・・・
期待してるだけでは危うい
いい人材がどんな環境を選択するか考えることで現場も成長もする
長く続けてほしいと思っているのも危うい
いい人材ほどいろんな経験をさせた方がいい
循環して成立する環境作りがますます大切になってくる


できるなら早めに体験すること

直接的な就職活動ではないかもしれないけれど
アルバイトやボランティアなども大事
早くから社会に触れて経験することは
学校で学ぶように答えがあるわけではなかったり
社会人としての心構えを学ぶ機会になったり
理想と現実、理不尽を経験として学べたり

働きたい現場でアルバイトしてた学生もいた
明らかに同期より現場を知っている

現場の先輩SWから話を聞いたり、雰囲気を見たり
知っているのと知らないのではイメージも変わってくる

誰からなのかかわからない電話の対応をする
連絡したい人に電話を取り継いでもらう
そんな経験は学生の日常にはない
SWは日常的に顔の見えない相手と対話することになる

就職してから覚えていけばいいけれど
早く慣れるとストレスの感じ方も違ってくる


上手に相談する

友達、同期、先生、先輩、家族、上手に相談する
一人で悩んでるといいことないよ
社会は自分と違ういろんな意見に耳を傾けることが大切
学生の時から相談上手になるのも役に立つよ



頑張っている学生さん
頑張ろうと思っているけど踏み出せてない学生さん
学生さんにもっと現場を知ってもらいたいと工夫している先輩たち
みんな応援してます


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