芳麗

聴く・書く・話す コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』等。東洋経済オ…

芳麗

聴く・書く・話す コラムニスト。 著作『相手も自分も気持ちよくなる秘訣』等。東洋経済オンライン連載『何度でも開花する人』 Voicy『芳麗の女と文化の話café』https://voicy.jp/channel/1419 ここではラフなエッセイやコラムを 毎週木曜夜・更新目標

マガジン

  • コラム連載『雑誌が切り取る私たち』

    cakesにて過去に連載していたコラムのアーカイブです。期間限定で無料公開します。 今年は、新作も書き足していけたらと。

  • 芳麗の「カタ」つけダイアリー

    月2本程度更新予定。自分の人生に「カタ」をつけよう…をコンセプトに、これまで何周もした思考や経験を整理して、 より心地よく生きていくための自分のトリセツについて考えます。健やかな心身の扱い方、年齢を重ねる上での指針、仕事においての優先順位、人間関係についてのルール……etcを、ラフなエッセイ形式で。

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人生は1人旅だから

久々の1人旅は、メルボルンを選んだ。  カフェ文化が盛んな土地であり、街には歴史とアートが溶け込んでいる。ガーデンや海も楽しめて、世界中の美味しいものも味わえるという。好きなものが揃っている。シンプルに行ってみたいと思った。  実際に訪れてみると、たしかにアートも食も私を魅了してやまなかったけれど、最も心が動いたのは、この街の肌なじみの良さだった。  滞在3日ほどで、ここに住んでいるかのような気持ちになれた。碁盤の目のように整備された街は歩きやすく、縦横無尽に走るトラム

    • ママ友の世界は女子高みたい?!VERYママカーストの女王は、イケダン浮気の悪夢を見るか

       “公園デビュー” “シロガネーゼ”などの流行語を生み出した人気女性誌『VERY』。子育てを頑張りながらも、イケダン(イケてるダンナ)をときめかせ、街に出れば、誰もが振り向くいい女! ――そんな理想の読者モデルが活躍し、それをフォローする読者たち。しかし誌面上の企画は、さまざまな悩みにあふれているそうです。安定した“基盤”を手に入れた女たちは、いったいに何に戸惑っているのでしょうか。この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。

      • 『ボーイフレンド』に恋した2024夏。Boysたちは、少女漫画みたいな“夢の現実”を生きていた

        SNSが支配する世界でリアリティーショーにハマった私  毎日、蜃気楼の中にいるのかと錯覚するほど暑かった2024年の夏は、Netflix『ボーイフレンド』に夢中だった。  私の場合、むしろ、大人になってからリアリティーショーを楽しめるようになった。    映画もドラマもドキュメンタリーもそれなりの本数を観てきたし、いまだに日々、楽しんでいるけれど。エンタメの最果てにあるようなリアリティショー ならではの魅力……虚と実、ロマンと下世話さが入り混じった世界には思わず引き込まれ

        • 結婚7周年!夫の“好きなところ100“を書いてみたら幸福感と自己肯定感が湧きあがった

           「好きなところ100」という本をご存じですか?    相手の好きなところを100個書いて贈る、書込み式プレゼントブックです。  若い世代の恋人たちが甘い気持ちを込めてプレゼントすることが多いのだろうし、友人は子供にプレゼントしていた。いずれにせよ、きっと素敵な物語を生んでくれるであろう、コンセプトやデザインもチャーミングな一冊です。  私が本書の存在を知ったのは、発売当時のこと。いつか誰かにプレゼントしたいと思ったものの、なかなか思いつかずにその存在をすっかり忘れていた

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        人生は1人旅だから

        • ママ友の世界は女子高みたい?!VERYママカーストの女王は、イケダン浮気の悪夢を見るか

        • 『ボーイフレンド』に恋した2024夏。Boysたちは、少女漫画みたいな“夢の現実”を生きていた

        • 結婚7周年!夫の“好きなところ100“を書いてみたら幸福感と自己肯定感が湧きあがった

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        • コラム連載『雑誌が切り取る私たち』
          7本
        • 芳麗の「カタ」つけダイアリー
          4本

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          心を洗ってくれるものや人たち(6月1週目の日記)

          6月2日  海に還ればいいんだ  先日、久しぶりに海に身を浸してみたら、その物凄い浄化力に驚いた。  頭も心も真っ白になって、体の奥のエネルギースイッチのありかが確認できたような。心にも体にもどろっとした毒気や冷たい水分のようなものが溜まりやすい私は、定期的に意識的にそれを排出することが必要なのだろう。  たとえば、入浴やコールドプレスジュースを飲むこと、温かい涙や感情を発露させる人やものやカルチャー触れることは、日常的に行えるデトックス法。  それでも、時々、ヘドロのよう

          心を洗ってくれるものや人たち(6月1週目の日記)

          体の声が聴こえる

           いい歳して体重がなかなか定まらない。  更年期以降はますます体重が減らなくなるといわれているが、実際のところはどうなんだろう? 子供の頃から体重の増減を繰り返してきた私には分からない。  とにかく、体とはずっと格闘してきた。  ダイエット修行を積み続けたおかげで「安易に痩せよう」なんて欲望はとっくに成仏している。時代の変化と、私自身の経年や経験もあって価値観も自然に変化した。ボディポジティブという言葉が好きだし、 カーヴィーな体型のケンダル・ジェンナーに惹かれると同時に、

          体の声が聴こえる

          愛してくれとは言わないが、美魔女がそんなに怖いのか【後篇】

           鮮烈な登場以来、世間でバッシングされ続ける“美魔女”。その名付け親である『美ST』は2011年3月号に特集で〈許される“可愛い”〉を探るべく、40女のNG行為を認定したそうです。大人の女はきれいでいたいのか、かわいくいたいのか。果たして、その美しさは誰のためのものなのでしょうか。  この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 美魔女の好感度はなぜ低いのか?  ここで、“美魔女”の定義について改めて。名付け親の『美ST』的には

          愛してくれとは言わないが、美魔女がそんなに怖いのか【後篇】

          愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

          「重ねた年齢の数ほど私たちはキレイになっていく」。いつまでも若々しく綺麗でいたいアラフォー女性のための女性誌『美ST』(『美STORY』から改名)が、命名した“美魔女”。年齢を重ねても輝き続ける女性たちはあっという間に世間に認知されました。しかしその一方で、「いい年して」など、彼女たちへの風当たりがとても厳しいのはなぜなのでしょうか。  この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 「落ちるもんか! 49歳の壁」  魔美は、毎朝

          愛してくれとは言わないが、そんなに美魔女が怖いのか【前編】

          お知らせ✨ 現在、メルボルンを1人旅中です☕️ 何と現地でPCが使えないトラブル発生。 本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏 それにしても、美しくて美味しい街です☺️ メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

          お知らせ✨ 現在、メルボルンを1人旅中です☕️ 何と現地でPCが使えないトラブル発生。 本日更新予定の連載は帰国後の更新とさせていただきますので、よろしくお願いします🙏 それにしても、美しくて美味しい街です☺️ メルボルン旅の極意は、現地からVoicyでもお届けしています。

          身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

           50歳になった時、何だか心許ない気持ちになって驚いた。  若いとは毛頭思っていないが、歳をとっている感覚が薄かった。人前では年相応の振る舞いを心掛けているつもりだけれど、普段の私は、年齢に対して無自覚だ。  年々歳々、顔のあちこちにシミやシワは刻まれているけれど、比例して視力も低下しているからあまり見えていない。  人が自身の加齢を意識するのはどんな時だろう。  私は漫画を読んでいても映画を見ていても、冒頭から何で泣いてるのと思われるところで周囲が引くほど泣いていることが

          身をもって愛を込めて、歳を重ねる。

          そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

           今春は、家を片付けようという意欲に満ちている。ストイックに暮らし極めたいなどと思っているわけではなくて、片付けって何だか楽しそうだな面白そうだなと思ったから。今、このタイミングで。  長らくの友人・のぶP(料理家の中井伸子さん)が片付けに夢中になっていたり、Voicyにてミニマリストという生き方を選択している方々と話す機会が増えて、それが新しい刺激になったのもある。片付け道を歩む人々は、軽やかなマインドを手に入れたからか、楽しそうに語り、我が道を進み、仲間を増やしていく。

          そろそろ、私の人生に「カタ」をつけようか。

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。 『anan』の好きな男ランキングでは前人未到の15年連続1位を達成し、今でも多くの女性ファッション紙の表紙を飾り続けている木村拓哉さん。“女性誌の永遠の恋人”といっても過言ではないキムタクの魅力とは。芳麗さんが、ファンタジーをリアルに伝えるそのスピリッツを解き明かします。 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 “木村拓哉”、“B’z”、”ONE PIECE”  雑誌黄金期から

          木村拓哉は、100均の女をお姫様に変える。

          デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

          デキない女のグッドな夫選びは、“3P”で探せ!  生涯の男を選ぶ条件っていろいろ。バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク・低依存)など時代とともにさまざまな提案がなされてきましたが、超メジャーライフスタイル誌『COSMOPOLITAN』が提唱したのは“3C”とは。さらに芳麗さんは、それでも満足できないといいます。さて、芳麗さんがたどり着いた“3P”って……?  この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちの

          ¥300

          デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

          ¥300

          「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。

          「コスパが悪い結婚」よりも、祝福される“独婚”のススメ。 時代を切り取るジェンダーレスな週刊誌『AERA』。2015年、女性向けの特集も多い同誌が、「結婚はコスパが悪い」特集で“婚活ブーム”に一石を投じました。結婚のコスト(費用)を算段する“コスパ婚”は是か非か。そして、一人で生きる覚悟を決めた女性たちの一風変わった新しい“結婚のカタチ”に迫ります。 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 「ジェーンダ・レスーの選択的未婚

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          はっきり言ってオッパイまでは顔なんです!

          はっきり言ってオッパイまでは顔なんです! おっぱいを開放することこそ、女性の解放である? “美魔女”の存在が発見されるずっと前から、女が熟することを謳歌していた『NIKITA』。芳麗さんは、そんな気風のいいニキータ姐さんの言葉に、何度も膝を打ってきたそう。はてさて、女性のおっぱいはなにが恥ずかしいのでしょうか。   この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。 ニキータは声の大きな女性だった。40代とは思えないほど妖艶で、ハ

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          「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」

          「出産は人生見直しの大チャンス!」 ――時代に敏感な新旧の女性誌のキャッチコピーを振り返りながら、女の人生の選択についてポップに語る本連載。初回は女性にとって最もデリケートな「妊娠と出産の選択」について。今迷っている人へ、3000人以上の取材経験を踏まえた“出産についての超現実的な三択”を提案します。さて、あなたならどうしますか? この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書、スタートです! 「いつかは産むのであろう」とぼんやりと思っ

          「母になる! 出産は人生見直しの大チャンス」