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デキない女のグッドな夫選びは、“3つのP”で探せ!

デキない女のグッドな夫選びは、“3P”で探せ!

 こんにちは、芳麗(よしれい)です。今月(2023年3月)は、結婚のニュースをたくさん目にしました。3月は区切りの季節。はじまりの春、桜の季節であり、出会いと別れの時期であることも関係しているのでしょうか。他人事ながら幸せな気持ちになったと同時に、真新しい気持ちになりました。 
 本日、公開するコラムは、2015年。ライターとして長らく恋愛や結婚について取材を重ねてきた一方、個人としては、散々、恋愛について悩み倒してきた。そんな30代を経て、40代を独り身で迎えた私が“結婚”についてあれこれ考えていたことを記しています。
 本コラムを書いた約2年後、私は幸運にも現在のパートナーと結婚するわけですが……。ここで語っている通り、見事に“われ鍋にとじ蓋”的な相性の彼と出会えて、今もそのような関係性を築いています。“われ鍋にとじ蓋”とは、あまり良い意味に使われないこともありますが、当時も今も、個人的には、極めて前向きで魅力的な夫婦像だと思っています。人は案外、願った通りに生きているものですね。
  しかし! コラムの中で、理想のわれとじ蓋的な夫婦の例としてあげている芸能人夫婦が、3組中2組は既に別れているということに気づいて驚愕しました。結婚って、一筋縄ではいかないものですね……。

   本コラムは過去、cakesに連載していた『雑誌が切り取る私たち』のアーカイブです。本連載は「時代を彩った雑誌のキャッチコピーを振り返りながら、女性の人生の選択について思考する」のがコンセプト。女性誌を擬人化して友達にみたてて、普遍的な問題から時代を映し出している事象まで、さまざまなテーマをを一緒に考えています。タイトルも本文も、できる限り、当時のままで掲載しています。   2023.3.31.     芳麗

 生涯の男を選ぶ条件っていろいろ。バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク・低依存)など時代とともにさまざまな提案がなされてきましたが、超メジャーライフスタイル誌『COSMOPOLITAN』が提唱したのは“3C”とは。さらに芳麗さんは、それでも満足できないといいます。さて、芳麗さんがたどり着いた“3P”って……?
 この道20年のベテラン女性誌ライター芳麗さんが贈る“ありふれた女”たちのための教科書です。


  アメリカ発、世界32カ国語で発刊、100カ国以上で流通している働く女性のための超メジャーなライフスタイル誌『COSMOPOLITAN』をご存知だろうか。

 伝説の編集長、ヘレン・ガーリー・ブラウンは、私の永遠の憧れの女性。まだ、アメリカでも女性が解放されていなかった時代から、誌面でキャリアやセックスについて知的に奔放にファッショナブルに語り、時代をリードする女性の生き方や哲学を提示してきた。
 かつては日本版もあり、今も活躍する著名な女性ジャーナリストや、直木賞作家の桜庭一樹さんもライター時代に執筆。20歳の頃から愛読者だった私も、最後の数年間、執筆に携わった。ディープな人生哲学とエロスやモードを並べて語るコスモの論調を、私は敬愛してやまないけれど、日本版は2005年12月に休刊へ。

 それでも、『COSMOPOLITAN』――愛称、コスモは、山田詠美や『Sex and The City』のキャリーとならぶ、私にとっては愛とリスペクトを注ぐべき“Elder Sister”のような存在。

 ねぇ、コスモ。日本にも当たり前のように働く女性が増えた、今こそ、あなたの存在が必要だと思うの。

バリバリ働く女性にとって“グッドな夫”の定義
「デキる女のグッドな夫選びは、“3C”で探せ!!」

  ミレニアムへのカウントダウンが始まった、1997年。コスモは、生涯の男を選ぶ際の条件をそう定義した。日本においては、バブル期の3高(高身長・高学歴・高収入)や、バブル崩壊後の3低(低姿勢・低リスク・低依存)など、時代とともにさまざまな提案がなされてきたけれど、“3C”とは?

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