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三枚上手をいけ、の教え

新幹線で移動中は仕事チェック。社員たちと仕事をしていて、途中途中の成果状況を見るたびに、「さ、何枚上手で挑んできたかな」と、楽しみ(応援の意味です)に見ているところがあります。

通用できる仕事って「一枚上手をいけ」ではとても足りないそうで、自分のそんな仕事の至らなさを見てもらうたびに「三枚上手をいけ(目指せ)」と、教えてもらってきたので、ついその「習慣」が出ます。
自分はなかなか応えることができず何度も言われた記憶があるのですが、それでも見捨てられることなく鍛えていただきまして、いまの自分の見方や捉え方、仕事力の基礎を作ってくれたと思っています。

「一枚上手をいけ」の語源は、将棋の「駒」を、自分よりも実力者側の盤面から一枚減らしてハンデをつくれ、から来ているようです。
語源に沿っているのかどうかは当時もよくわかりませんでしたが、、要は、通用する仕事には「相手(対:お客様・対:競合他社)とのペース争い」要素がけっこう大事なんだな、と学びました。

で、その「三枚」ですが、

「一枚」は、相手の要請や期待に漏れなく応えていること(要は仕事で「一枚上手をいく」は当たり前)。「二枚」は、相手の想定を越えていて独自のアイデアや提案に富んでいること。そして「三枚」は、その仕事と結果を通じて、この人と会社は他には代わりようがないと思ってもらえること。

とくに「三枚上手をいけ」は、「一枚」と「二枚」にもしっかり適っていると同時に、差別化と独創性の点で他社競争力が効いていないといけないわ、結果責任までを背負うことになるわ、、図面段階のうちからハイエンド(成功根拠に満ちている)な方向性&要件などが求められます。

余談ですが、好きな子にアタックするときにも「これでいけば間違いないぞ」と教わりましたが、実際に試したことはありません(^^;

これを自分のために守りつつ、立場や年齢とともに、教える側から活用してきた積み重ねもあって、この「三枚上手をいけ」の必要性や効果効用のことが、最近になってようやく分かってきた感触があります。
この論理を効かせた仕事で他社に負けたとしたら、他社はうちより「上手をいく」仕事で勝ったわけで、それは眠れないくらい悔しい仕事です。

先輩方の「ようやく分かったの?」もよく聞こえております(笑。
引き続きがんばりまーす!

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