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ホームセンターでの注文作業

今日は年に数回しかやって来ないスタジオの煙突チェック。しかも時間指定はできず毎回早朝7-9時だという、スタジオに住んでいるわけじゃないので、億劫な気持ちにもなるけれども、これは自分安全のためだと言い聞かせて早起きしてスタジオへ、いつのの作業員が時間通りにやってきてチェックはものの数分で終了。こういう時間通りにやってきて、予定通りに作業をこなしていく感じは、律儀なドイツ語圏なのだなとも思うが、これが果たして社会全体をうまく回しているのかと思うと、実際はそうでもない。

オーストリアでは新型コロナウイルス感染拡大に伴い年末から2月上旬まで年封鎖、いわゆるロックダウンが実施されていて、飲食店、文化施設、ホテルなどほとんどの商店が閉鎖されていた。もちろん、ホームセンターも閉鎖されていたのだけども、これではどうにもならないということで、オンライン上で予約したものだけを受け取りにいく店舗には侵入しない、飲食店でいうところのテイクアウト方式が始まった。僕は木材パネルや工具などを調達するために、ホームセンターのウェブサイトを調べたところ、一部の商品はオンライン予約の準備が整ってないので、直接電話して在庫確認するか、eメールでも予約できるという措置をとっていることがわかった。僕は自宅に棚を自作するための大型の木材を注文するために、メールで在庫確認をし、その後電話でも取りに行くことを伝えた。ここまでは日本と同じような手順だ。

残念ながら僕は自動車免許を持っていないので、大型の木材を運ぶ手段がなかったので、Lastentaxiという貨物車の時間借りをして木材を自宅まで運ぼうとした。ちなみに、Lastentaxiなどのスモールビジネスは日本でのヤフオク!に相当するオーストリアのマーケットプレイスwillhabenにたくさん出品されていて、気軽に利用することができる。値段は交渉次第で、1時間20ユーロほどだったと思う。

当日、Lastentaxiのドライバーと例のホームセンターで待ち合わせ、木材をピックアップする段取りを組んだのだけど、ホームセンターの受付に行くとすぐに問題が発生した。というのは、ぼくが注文した木材がない、という。そもそも、この店にはその木材の在庫は通常ないらしい。無いものは、無いらしい。端的にいえば、メールをした担当者、電話をした担当者、受付にいた担当者がそれぞれ雑な対応しかしていないのであって、あるかどうかもわからない木材をあるといって、その情報はホームセンターの従業員間で共有されていない。

中東出身のLastentaxiのドライバーがいうには、オーストリアでは仕事をする時、それぞれみんな違う事を言うし、同じ部屋で仕事しているひとたちでも、2m離れている席にいる人が全く違うを言ったりする。情報共有なんかしてない、黙々と自分の作業をしてるだけだ、というのであった。

従業員と口論したところで無いものは、無いので、仕方なく諦めた。(ちなみに、ほかの客が従業員と全く別の理由で口論していた)幸いにも、この木材のピックアップのほかにも、同じくwillhabenで見つけた無料のソファーも取りに行く予定になっていたので、完全な無駄金になることは避けられたが。

今日の勉強はここまで。

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