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ロッテルダム'Adventure Farm Molen Waard'カーシェアリングで日帰り旅行【111】

 今日は「夏休み企画第二弾!」ということで、ロッテルダムよりもさらに東にある"Adventure Farm Molen Waard"という牧場兼アミューズメントパークに家族3人で行ってきました。

 私たちは自家用車を所有していないため、これまでは自転車や公共交通機関を利用して、移動可能な範囲内で出かけていました。
 しかし、オランダ生活にも少しずつ慣れてきたので、カーシェアリングを利用して車で出かけてみることにしました。

「カーシェアリング」の魅力

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 私はまだ運転免許証の書き換えを行なっておらず、運転ができないため、妻が車の手配と運転をしてくれました。私は、ナビを見ながら道案内をし、必要な時に妻にコーヒーを手渡す係です。

 私が暮らしている地域では、カーシェアリング用の自動車が自宅近くに停まっている事が多いです。事前に予約をしなくても、行こうと思ったその時に配車可能です。スマホのアプリで手続きをして車まで行けば、すぐに乗る事ができます。

 私たちは日本にいる頃から、仕事では車を使うことはなく、休日に家族で出かける時に必要になる程度でした。その限られた時のために、税金や保険代などを支払っていました。
 そして、オランダに来てからもあまり私たちのライフスタイルは変わらず、日頃は自転車や公共交通機関を利用しています。

 しかし、場所によっては車でないと行きにくいところもあるので、そういう時はこのカーシェアリングを利用しています。それによって、自家用車を所有するよりも金銭的にも助かり、環境にも優しい選択が出来ているように感じます。
 住んでいる地域によっては、カーシェリングが普及していないところもありますが、利用しやすい地域では有効に活用することもできるのではないでしょうか。

 私が以前読んだ歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書(※)にも、カーシェアやシェアライドについて述べられていました。
 その著書によると、優秀なデータ処理システムが今後さらに発展すれば、私たちが求めている「移動のしやすさ」は自家用車を持たなくても実現できるそうです。なんと、5000万台の共同利用型の車があれば、10億台の自家用車に取って変わることも可能だそうです。情報社会の利点をうまく活用して、便利かつ環境への配慮もできるのなら、とても良いことだと思います。

動物が好きな娘

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 以前、"Boerderij 't Geertje"という牧場に行った時にも感じたのですが、動物を身近に感じることによって心がとても癒されます。
 娘が動物好きなので、こういった施設を訪れるのですが、私も動物たちを身近に感じて心が安らぐのを感じます。
 かつて幼少期の私も、動物園に連れて行ってもらったりしましたが、オランダで出会う動物たちは、私が幼少期に見た動物園の動物たちよりも自然に近い形で飼育されていることが多いです。
 そのために、より自然を身近に感じつつ、動物たちと触れ合う事ができます。

 オランダに来てから動物たちに触れ合う機会が多くなって、私の中で何とも言えない充実感があります。

「風車」の役割について

 風車"molen"は、高校生の地理の授業を見学した時に、その役割や歴史について聞いた事がありました。オランダでは風車をたくさん見かけます。この”Molen Waard”にも風車の展示があります。
 子どもが風車を動かして水を汲み、その水を別のところに流すという遊び場があり、そこで娘がしばらく遊んでいる姿を見ながら風車が回っているのを眺めていました。
 そして、かつての地理の授業を思い出しました。「風を利用し風車を回して水を汲み上げる発想はすごい!それで自分たちが住めるように土地を作るなんて、よく考えたらめっちゃ賢いなぁ。しかも、その土地は農業に向かないから、酪農をすることによって、自分たちの生活を成り立たせるように工夫するなんてすごい!」と考えていました。
 日本にも素晴らしいところはたくさんありますが、一人の日本人としてオランダ人が持つ機転のきく発想力の元をたどってみたいと思いました。
 日本の高校で習う世界史の教科書には、オランダの歴史というのは少ししか載っていませんでしたが、オランダ人のことついて、これからもっと調べてみたいです。

 今日は家族で"Molen Waard"へ行き、帰りはIKEAに寄って、電気自動車の充電がてら、のんびり過ごして帰宅しました。
 そして、子どもを寝かせた後に日課となっている30分のランニングのためにビーチに行きました。そして帰宅後、毎日続けているアウトプットをして今に至ります。
 とても濃い1日の中で、たくさんのことを感じ、自分なりにいろんなことを考える事ができました。

<参考文献>

ユヴァル・ノア・ハラリ、柴田裕之訳『ホモ・デウス(下)-テクノロジーとサピエンスの未来』(河出書房、2018)

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