不安と安堵とうれしさと

この仕事(鍼灸師)をしていると

不安・安堵・嬉しさ等々非常に多くの感情が溢れてきます

良くあることが、以前お越しになった患者さんが一回来た後に連絡がなく、しばらくの間音沙汰がない場合

まず思うのは「不安」

あれからどうなっただろうか?症状は良くなったのかな?それとももしかしたら悪化していたりしないだろうか?

様々な不安が頭をよぎります、どれだけ自分では確信を得た施術を施したとしても、直接患者さんからお聞きしたりしないとなかなか安心できるものではありません。

しかし今日はそんな患者さんが久しぶりにお越しになるとご予約を頂き、施術を行いました。

話を聞けば、前回お越しになった症状は一度の治療ですっかり良くなっていたとのことでした。

これを聞いて心の中では本当に「安堵」の言葉がしっくりくる感情でした。

それと共に、お話をしてくださることが「うれしい」もので、それがあったからこそ、今回も症状が出てきて私を頼り、予約を頂けたというのが本当にうれしい。

これは何度経験してもやっぱりうれしいもので、ついつい気分も上がってしまうものです。

さて、今回この患者さんがお越しになった症状は

「右足の2~4趾付け根の歩行時の痛みとそれに伴う右ひざの痛み」

というものでした

これは三日ほど前にロングブーツを履いて出かけていた際に痛くなりだしたとのこと

ずっと痛いというわけでもなく、時折痛みが出るので、これは治療しないとと思い立ってご連絡をいただいたという経緯でした

ここでまずは痛みがどこからとか、諸々聞きはしますが、それだけでは原因ははっきりわかりません。

そこで脈を見させていただくと、腎臓の疲れと胃の疲れそして下半身の循環の悪さ。

豆乳による肝臓の一時的な負担増による低下→痛みの増加

と私は判断しました、食事のアドバイスも含めお伝えをし、足の痛みが起きた理由も脈からの情報を基にお伝えをしました

ですので、まずは臓器を整える施術を行いつつ、痛みの出ている部分に関係する筋肉の緊張が強かったため、そこの緩和処置を行い

足趾の横アーチの問題、縦アーチの問題なども考慮しつつ鍼やお灸そしてテーピングなどを用いて、対処をいたしました。

施術後は脈も落ち着き、いい状態(感覚なので曖昧な表現、お許しを)

実際に立ってもらったりしても、来た時とは全く違う足の感覚にびっくりされておりました。

施術をすると足の地面につく感覚や、安定感が大きく変化しますので、患者さんでもわかりやすく変化を感じることができます。

あとは、食事療法で、内臓に疲労を取れるようにしていただき、内臓疲労からの循環不良の状態にならないように予防線をひきながら、全てを完了しました。

足が痛いと来られた患者さんに対して、足だけにフォーカスして治療を行うのは、きっと難しいのかもしれません。

色々な検査法があると思いますから、それらを駆使して結果的に足が原因だとするのであれば、足に集中して治療を行うべきだとは思いますが

実際そのようなケースが少なくて、バックグランドには、内臓疲労やもちろん姿勢の問題など多くがまじりあっているものと考えています。

それらを見逃さないためにも私は脈を診て、全体を把握してから施術をするように心がけていますし、それがユミエパルスを行う意義でもあると思っています。

今後も、いろいろな方々の期待に添えられるような治療家であれるように精進していこうと改めて思えた一日でした。


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