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今日からできる!良好な人間関係を築く方法。

こんにちは、野口嘉則です。

人間関係がうまくいくためには
知っておくべきことって
なんだか知っていますか?

この問いに対して、
僕がライブの中でお答えした内容を
今回は公開します。



<質問>


視聴者さんから
こんな質問がありました。

【質問】
良好で幸せな人間関係を築いていくうえで
知っておくと良いことや
気をつけるべきことはあるでしょうか?

あれば教えてください。

良好で、ハッピーで、
温かな人間関係を築いていくうえで、
ぜひ知っておいてほしいこと。


それは、
良い人間関係を築くうえで
妨げになる思いこみ

というものがあるということです。


まず紹介したいのは、
その思いこみのトップ1ですが、

それはどんな思い込みだと思いますか?


実は、とっても多くの方が
この思いこみを持ってしまってます。


それはですね、
「相手が変われば問題は解決する」
という思いこみです。


つまり、
相手に問題があるというものの見方ですね。

この思いこみがあるから、

相手が変われば問題は解決するんだ、
と、信じこんでしまっているわけです。


人と接していると、

相手の色々なところが目についたりする、
ってことがあると思います。


相手の物の言いかた。
相手の行動のクセ。
相手の考えかた。

こういうものが問題だ、
相手のコレが変われば問題は解決する、
と思いこんでしまいやすいんです。


そうするとですね、
僕たちはどうしても
相手を変えようとして、
そういったアプローチの
コミュニケーションを取ってしまいます。

そしてなんと、
そのコミュニケーションが
結果的に逆効果になっちゃうんです。



相手を変えようとすればするほど、
むしろ相手は頑なになってしまい、
さらに相手との関係を悪くしてしまう。
ということなんですね。



<致命的な7つの習慣>


それでは具体的に、
相手を変えようとするコミュニケーションとは
どんなコミュニケーションなのか、を
お話していきたいと思います。

これに関して、
選択理論心理学のウィリアム・グラッサー博士が
すごくわかりやすく7つに整理してくれてます。

グラッサー博士は、これらを
「7つの致命的習慣」と呼んでいます。

その7つとは、

・批判する
・責める
・文句を言う
・説教する
・脅す
・罰する
・褒美で釣る

です。

これらが致命的習慣、
つまり、
相手との関係を悪くしてしまう
コミュニケーションのやり方、だということです。


実際の例を挙げていきたいと思います。

1つめの批判をするというのは、

例えば、
「あなたの考え方は偏っている」とか
「君の行動は非常識だな」とか、です。


2つめ、責める

例えば、
「あなたのせいでこうなったのよ」とか
「君がしっかりしてれば、
こんな問題が起きなかったんだ」とか、です。


3つめは、文句を言う

「あなたと話すのは本当面倒くさいわ」とか
「どうして俺が君の尻拭いをしなきゃいけないんだ、
まったくもう、勘弁してくれよ」とか、です。


4つめは、説教する
(もしくは言って聞かせる、とか、正論を言う)

「もっと家計のことを考えて。
出費を節約しないとダメよ」とか
「君はもっと母親としての自覚を持つべきだ」とか、です。



5つめ、脅す

「今しっかり勉強しなかったら
あなたが将来困ることになるわよ」とか
「俺の言うことを聞かないと、
あとで後悔することになるぞ」とか、です。


6つめは、罰する

例えば、
変わってくれない相手に対して口をきかない、とか
変わってくれない相手に対して不機嫌になる、とか
相手の楽しみを取り上げる、とか、です。


最後の7つめ、褒美で釣る

「今度のテストで90点以上取ったら
ゲームを買ってあげるよ」なんてやつですね。


以上7つ、
いずれも、致命的習慣。

逆効果・効果がない、
さらには、
相手との関係を悪くしてしまう習慣です。

そしてこの7つに共通していることは、
いずれも、こちらの思い通りに
相手をコントロールしようとするやり方

だということです。


相手が変わればいいんだ、
相手が変われば問題が解決するんだ、
という間違った思いこみがあるので
相手を外からあやつろうとしちゃうわけです。

実はこれ、
一時的に効果があるように
見えるときもありますが、
長いスパンで見ると
むしろ逆効果になってるんですね。



<心理的リアクタンスとは?>


では、なぜこのやり方が、
相手との関係を悪くしてしまうのか。

それは、
僕たち人間はみんな、
「他者からコントロールされたくない」
という思いを持っているからなんです。


なので、
「相手がコントロールしようとしてきてるな」
と気づいたときに、
心の中に抵抗心が湧いてくるんですね。

あるいは気づかなくても
無意識にその抵抗心が出てくる。

これを、心理的リアクタンスと言います。



<相手も自分も変えない方法>


じゃあどうすればいいのか。

それは、
相手を変えるのではなく、
相手も自分も共に満足する方法を、
相手と一緒に考える。
といいんです。


でも実際は
そんな方法があると
その時はなかなか想像できないので、

なにか問題が起きたとき、
相手を変えるか・自分が我慢するか、
どっちかしかない!と思っちゃうんですね。

でもそうじゃないんです。


実は、相手を変える必要もなく、
自分が我慢する必要もなくですね、

相手も自分も共に満足する方法というのは、
ちゃんと一緒に考えたら見つかるんですね。

それを見つけるためには、
自分の要求を、
ちゃんと相手に伝えることも大事です。

そしてそれだけじゃなく、
相手の欲求にも耳を
ちゃんと傾けるということが大事です。


自分はこんなことを望んでいる。
そして、
あなたはどんなことを私に望んでいるの。


そんな会話がなされるときに、

「相手を変えようとせず、
自分も無理をしない、
でもどちらも満足できる方法」


一緒に見つけ出せるわけです。


過去と他人は変えられないけど、
自分と未来は変えられる。

という言葉でも出てきますが、

他人は変えられないんですね。
自分のパートナーであれ、
自分の子供であれ、
自分ではない他人ですので、
変えることはできないんですね。


ただ相手を変えようとしないっていうのは、

相手との関係改善を諦める、
ということではないんですね。

相手は変えられませんけど、
相手と自分の関係は変えられるんです。


ここの区別がとっても大切です。

相手は変えられない。
それでいいんです。

相手を変えることは諦めるけど、
相手と自分の関係改善は諦めずに取り組む。

それが大事ということです。


具体的なやり方を知りたい方は、
以下の記事を参考にしてみてください。

コミュニケーションの方法について
詳しく解説をしています ↓


<人間関係は良くなるか悪くなるかのどちらか>


ちなみに相手と話しあうって、
これ超面倒くさいんですよね。

イヤなことや改善したいことを、
話題にして相手と話しあう。

気まずくなるリスクもあるし、
波風をたたせたくないから
ほうっておく人が多いんですね。

だけど人間関係っていうのは、
生き物と一緒で、
常に変化し続けているんです。

ということは、
ほうっておいたら、今の関係を維持できるか、
というとそうではないんですよね。

ほうっておいたら
少しずつ冷めていって、
少しずつ距離ができていって、
少しずつ溝ができていく、
ということになりがちですよね。

人間関係って常に変化し続けているので、
少しずつ冷めていって溝ができていくのか、
少しずつ温まって良くなっていくか、
どっちかのベクトルに動いていくんです。


そして少しずつ良くしていきたいならば、

相手に問題がある。
相手が変わればいいんだ。
相手が変われば問題は解決するんだ。

という間違った思いこみに支配されない、
ということが大切になるわけですね。

まずこうやって自覚するだけで、
この思いこみに乗っ取られにくくなるので、
あとはちゃんと話し合うということです。



<共感しあうカップルは長続きする>


相手と幸せな人間関係を築くために、
あともう1つだけ
知っておいてほしいことがあります。


心理学の調査でわかったことなんですが、

あたたかい関係を築いているカップルには、
共通していたことがあったんです。

それは、
「2つの場面で共感し合っている」
ということです。

1つめの場面は、
どちらかが悲しい・ツライ経験をしたときに、
もう一方がツラかったね・悲しかったね、と
共感的に寄り添うということです。

とある夫婦のケースで考えてみましょう。

寄り添っていない例

妻「今日ね、近所の奥さんに、
『なんか顔色良くないですね、大丈夫ですか』
って声をかけたら、露骨にイヤな顔されたのよ。
もう悲しくなっちゃったわ」

夫「そりゃ、そんなふうにいきなり
相手の顔色を話題にしたら相手も戸惑っちゃうよ。
どんな事情があるのかわかんないんだし、
もう少し無難な話題から入ったほうがいいんじゃない」


こんなふうに、
夫が共感的な言葉を言わない。
よくあるケースですね。

すると妻は、
夫に話すんじゃなかった、と
寂しい思いをするわけですね。

妻からしてみると、
解決策が欲しいんじゃなくて
寄り添って共感してほしいわけです。

ではもう1つのパターンだとどうなるか。

寄り添っている例

妻「今日ね、近所の奥さんに、
『なんか顔色良くないですね、大丈夫ですか』
って声をかけたら、露骨にイヤな顔されたのよ。
もう悲しくなっちゃったわ」

夫「それはびっくりだし、悲しかったね。
キミはその奥さんのことを心配する気持ちで言ったのに、
イヤな顔されちゃうと傷ついちゃうよね」

妻「そう、そうなのよ」

こうやって寄り添ってもらうと、
妻は夫とのこの会話の中で
傷つきが少し癒されるわけです。

もう1つのケースを見てみましょう。

寄り添っていない例

夫「今日さ、
部長の言ってることがあまりにも理不尽でさ、
俺、ムカついたから思いきって言っちゃったんだよ。
『部長のおっしゃってることが理解できません』って。
そしたら部長のヤツめちゃくちゃ怒って、
俺のこと役立たずって言ったんだよ!
もうイヤになっちゃうよ」

妻「あなた、いくらムカついても
上司にそんなこと言ったらそれは怒るわよ。
もっと上手に立ち回った方がいいんじゃない?」

どうでしょう。
こうなると、夫のほうは
もう妻に話すのはやめておこう、
なんて思うかもしれないですね。

共感的な妻の場合はどうなるでしょう。

寄り添っている例

夫「今日さ、
部長の言ってることがあまりにも理不尽でさ、
俺、ムカついたから思いきって言っちゃったんだよ。
『部長のおっしゃってることが理解できません』って。
そしたら部長のヤツめちゃくちゃ怒って、
俺のこと役立たずって言ったんだよ!
もうイヤになっちゃうよ」

妻「そんなこと言われたの。
そりゃイヤな思いをしたね。
それにしても、その部長本当ムカつくね」

夫「そうなんだよ!」

こうやって夫の傷つきも
少し癒されるわけです。

こんな感じで、
どちらかがつらい経験や悲しい経験をしたときに、
もう一方が寄り添うというのが、

あたたかな関係を築いているカップルの
共通点1つめでした。



<もう1つの共感ポイント>


さて、では2つ目の場面とは。

これは、
どちらかがちょっとした嬉しい経験や
ちょっとした楽しい経験をしたときに、
もう一方が、良かったね・楽しかったね、と
一緒になって喜ぶということですね。

これがしっかり共感し合えてるいるカップルは
良い関係が非常に長続きしやすいんです。

さっそく例を見てみましょう。

寄り添っていない例

妻「私の職場の近くに
有名なケーキ屋さんがあるんだけど、
いつも行列ができてるのよ。
モンブランが有名なんだけどね。
今日は雨が土砂降りだったせいもあって、
行列に5人くらいしか並んでなくて、
これはチャンスだと思って並んだの。
そしたら私の番が来たとき、
ちょうどモンブランが最後の1個だったのよ!」

夫「へえー良かったじゃん」

こんな感じであっさりとした
反応をするケースがよくあるわけですね。

これに対して、

寄り添っている例

妻「私の職場の近くに
有名なケーキ屋さんがあるんだけど、
いつも行列ができてるのよ。
モンブランが有名なんだけどね。
今日は雨が土砂降りだったせいもあって、
行列に5人くらいしか並んでなくて、
これはチャンスだと思って並んだの。
そしたら私の番が来たとき、
ちょうどモンブランが最後の1個だったのよ!」

夫「えー、すごい!めちゃくちゃラッキーじゃん!
良かったなあ。やっぱり美味しかった?!」

妻「すっごく美味しかった!
あなたにもひと口残してるわよ」


こんなふうに、
あたたかな関係を長期間にわたって
築いているカップルにおいては、
どちら側も、
嬉しい時は一緒に喜び、
つらい時は一緒になってつらさを共有する。
そうやって共感し合う、
ということができるわけです。



<伝わる共感のしかた>


今のモンブランのケーキなんて、
夫からすると些細な話かもしれません。

ケーキやスイーツに興味がなかったり、
モンブランが手に入ろうがどうだろうが、
自分には興味はないかもしれません。

でも妻の気持ちに感情移入してみると、

「美味しそうなモンブラン。。。
食べたいけどいつもは諦めていたのに、
今日は思いきって並んでみたら、
なんと最後の1個をゲットできた!」

それはそれは、嬉しいですよね。

相手の気持ちに感情移入して、
そしてこっちの気持ちもこめてね、
共感することが大事なんですね。

これを心理学では、
情緒応答性と言います。

相手の情緒に的確に応答する。

また情動調律とも言ったりしまね。

相手の感情に自分の感情を調律する。
チューニングする。
同じ雰囲気になるということですね。


そしてここで大事なのは、
言葉じゃないんです。

「良かったじゃん」
という言葉が大事なんじゃなくて、
それをこっちがどんな表情でどんな雰囲気で、
どんなジェスチャーをつけてどんな仕草で、
どんな感じの空気感で言ってるか

これが大事なんですね。

こういったものを
ノンバーバルメッセージと言います。

言葉の内容じゃなく、
言葉以外の情報によって伝わるメッセージのことです。


コミュニケーションにおいては、
このノンバーバルメッセージの方が
言葉よりも圧倒的に比重が高くて重要なんです。

なので、
相手が喜んでるときは
こちらも喜んでる雰囲気で、
まさに情緒応答性を発揮して一緒に喜ぶ。


そして
相手がツラい話をしてるときには、
こちらもツラい感情にチューニングする。

すると自分の表情や雰囲気もそうなりますよね。
これが情動調律と言われるものです。



<情動調律でインナーチャイルドを癒しあう>


この情緒応答性、
また情動調律ができているカップルは、

心理学的な言い方をすると、
お互いのインナーチャイルドに
寄りそい・癒しあっています。


インナーチャイルドとは、
感情を感じる自分のことです。


自分の内なる子供という意味ですね。

心の中に5、6歳ぐらいの子供がいて、
その子が感情を感じているようなイメージです。

自分が悲しいときは、
インナーチャイルドが悲しいよって感じてる。

自分が嬉しいときは、
インナーチャイルドが嬉しいよと喜んでいる。

自分ががっかりしたときは、
インナーチャイルドががっかりしている。

自分がわくわくしてるときは、
インナーチャイルドがわくわくしている。


ということは、
相手が悲しいときは、
相手の中のインナーチャイルドが
「ツラいよ」「悲しいよ」って言ってるわけです。

なので、そのインナーチャイルドに対して、
「ツラかったね」「悲しかったね」と寄りそってあげる。

相手が嬉しいときは、
相手の中のインナーチャイルドが
「嬉しいよ」「楽しいよ」って言ってるわけです。

なので、そのインナーチャイルドと一緒に、
「良かったね」「楽しいよね」と喜んであげる。

そうして寄りそうと、
相手のインナーチャイルドは
傷ついたときには癒されて、
嬉しい時には一緒に喜んでもらえて、
どんどん満たされていくんです。

こうやって、
2つの場面で共感し合っているカップルは
お互いの心の傷がどんどん癒されていき
お互いの好奇心やワクワクが育っていくんです。


むしろこれをやっていかないとですね、
「この人と話したって寄りそってもらえない」
「この人と話したって盛り上がらない」
と感じて段々話さなくなってしまう。

そして関係が冷めていくわけです。



<パートナーをくり返し教育してく>


だけどこれ、
「自分はなんどもやってみたけど、
なかなか相手がやってくれません」
っていうことをよく言われます。

そこで僕からの提案です。

まずは3~4ヶ月ぐらい、
こちらから一方的にやり続けてください。

相手のつらさに寄りそう。
相手の良かったことを一緒に喜ぶ。


これ、機会を見つけるというより、
機会を作っていく意識でやってみて欲しいんです。


例えば一緒に食事してるときなんかに、
こちらから相手に聞いてみるんですね。


「最近ストレスになってることとかある?」とか
「なんかちょっと疲れてるんじゃない?」とか
「ちょっと我慢してたりすることってないの?」とか

あるいは
「最近なにか良かった話ない?」とか
そういったものを聞いてみるのもいいですね。

そうやって機会を作り、
こっちから聞き出して、
そしてツラい話だったら寄りそって、
嬉しい話だったら一緒に喜ぶということを、
まずは3~4ヶ月やってみてください。


これについては、
銀行の預金残高をイメージしてみてください。

まずはしっかりこちらから提供して、
相手に十分体験してもらってですね、
相手の心の中の預金通帳にある程度の
残高を貯めておく必要があるんですね。

この残高があるラインを超えてから
今度はあちらから返ってくるようになります。


大体これが3~4ヶ月ぐらい。


その期間を経た後に、
次は「具体的なリクエストを伝える」
っていうことから始めてみるといいです。


例えばこんな感じ。
「今日はとってもツラいことがあったから、
話を聞いてツラかったねって言ってほしいんだ。
アドバイスはしないでね。
ただただ、ツラかったねって
共感してくれるだけでいいんだ」

こんなふうに、
具体的なリクエストをしてから話をする。


これをくり返していくとですね、
相手にとっても練習になりますので、
次第にあちらも上手になっていきます。


最初は手取り足取りという感じで、
ある意味、パートナーを教育していくんです。


それをくり返していくことで、
2つの場面で共感しあえる関係を
作れるようになっていくんですね。



<通用しない例外のケースの場合>


ただし例外的に、
このやり方が通用しないケースもあります。


それは、
パートナーがASDである場合ですね。


ASDというのは発達障害の1つで、
情緒的な交流や気持ちの交流というのが
非常に困難っていう特徴があります。


つまり、ASDの方にとっては、
相手の気持ちを汲み取ったり、
相手の気持ちに共感したりというのが
非常に難しいんですね。


なので、ASDのパートナーに、
「共感してくれるだけでいいから」って
リクエストしてもですね、
その共感自体ができないので、
なかなか通用しないっていうことがあります。


あとは、
興味のあるものには
どこまでものめり込むけれど、
逆に興味のないものには
ほとんど関心を示さないという特徴があります、

そのため、
相手が話してる話の内容に興味がないと、
関心を露骨に示さないっていう
態度を取っちゃうんですけど、
これも悪気はまったくないんですね。

これは、パートナーのことを
ないがしろにしてるわけではなくて、
脳の特性的にそれが非常に難しいわけなんです。


ちなみに有名な人だと、

エジソン、
アインシュタイン、
モーツァルトあたりは、
確実にASDだっただろうと言われています。


また現代だと、

ビル・ゲイツと
イーロンマスクも
自分でカミングアウトされてましたし、
スティーブ・ジョブズも
ASDの特徴があったと言われていますね。


ASDの人っていうのは、
それなりにいらっしゃるわけですね。


では、そのASDの人をパートナーに持つ人。

「情緒的な会話ができないのは
自分が大切に思われていないわけじゃない。
パートナーの脳の特性なんだ。」と、
頭では理解していても、
やはり孤独を味わうんですね。


ましてや自分のパートナーが
ASDだということを知らなかった場合、
「どうして自分はこんなに冷たくされるんだ」
「どうしてこんなにないがしろにされるんだ」
と、さらに強い孤独を味わうわけですね。


こういうふうに、
発達障害のパートナーを持ったことにより
ストレスが蓄積していって、

鬱っぽくなったり、
不安障害の症状が出てきたり、
不眠症になったり、
心身に不調をきたすことがあって、

これをカサンドラ症候群って言います。

もしかして自分はそれかもって思ったら、
非常にツラく孤独な思いをされてると思います。
そういう場合は、
心理カウンセリングを受けてみられるのもいいと思います。

それから、
もしかして自分のパートナーはASDかな、と思う場合は、
ネットや本などで色々と調べてみることもできますし、

専門機関に相談するのもいいと思います。
全国に発達障害者支援センターというのがあって、
ここでは家族の相談にものってくれます。

発達障害を扱う医療機関の中には
家族向け外来を設けているところもあります。


パートナー自身に直接
あなたは発達障害だと思うと伝えるかどうかは
慎重になったほうがいいかもしれませんね。

場合によってはね、
その現実に直面することに
すごく精神的な負荷がかかったり、
その結果すごく抵抗したり
パニック状態になったりということもありうるので、
どんなタイミングでどのように伝えるか、
っていうのは慎重に考えられた方がいいと思います。

他にも、心理療法の中には
カップルセラピーというものもあります。
夫婦でカウンセリングを受けるのは、
僕からは非常におすすめです。



<まとめ>


今回は、
良好で幸せな人間関係を築いていくうえで、
知っておくと良いこと、
そして気をつけるべきこと、

のお話をしました。

この話を
あなたの人生に役立てるとしたら、
どのように
役立てることができそうですか?

<まとめ>

・良い人間関係を築く妨げになる思いこみ
「相手が変われば問題は解決する」

・致命的な7つの習慣を自覚しよう

・あたたかな関係を築いているカップルは、
2つの場面で共感しあっている

・まずは自分から3~4か月
共感を実践して預金残高を増やす

・具体的なリクエストをくり返して
パートナーを教育する

・ASDのパートナーを持つ場合は
別の方法で良い関係を育んでいく必要がある

僕のnoteでは、読めば読むほど
「自己肯定感が高まり」
「人間理解が深まり」
「人間力が養われる」
コンテンツをお届けしています。

これからも確実に自己実現へ向けて進みたい方、
ぜひフォローしてたくさんのヒントを受け取ってくださいね!

ではまた、次回の更新をお楽しみに!


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