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江戸中期から伝わる「皮なめし」をイノシシでやってみた ⑤野犬に喰われた!?

イノシシの原皮を川にさらして、毛を抜く「川漬け」の儀5日目。まさかの事態がいろいろ発生して、満身創痍でやんす・・・。しかし、ここでくじけるワケにはいかない。立て、立つんだ、ジョーォォォ!

ナゾの穴が複数個所に!

1月15日 午前中に川に見回りに行くと・・・

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なんだこの穴は!?

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しかも、何カ所もある。

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なんなんだよ~、おいらの大事な皮に、いったい何が起きたんだ~~!?

もしやこれは何かの刃・・・野犬ではないのか!?

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焦って2頭分をくまなくチェックすると、どうやら穴の被害は「新しい皮」。しかも右端のみに集中しているのであった。

実はここだけ、水際に階段のように石がある。「水に入らずに皮にリーチできる」唯一のポイントなのだ。

野犬が入ってきたルートは?

野犬に喰われた

川の右側は山のてっぺん。これは想像なのだが、山の上から野犬が降りてきたときに興味をひかれたのではないか。気になるけど、真冬の冷たい水にじゃぶじゃぶ入るほどじゃない。うろうろしていたら、おあつらえ向けの階段を見つけて、そこからちょっかい出してみた・・・ってのが、一番しっくりくる。

いい悪いはさておき、この辺の野犬はふもとの民家でいいエサをいっぱいもらっている。だからどうしようもなく飢えているわけではないのだ。ウチの皮とは戯れただけかもしれない。

しばりつけてある石などはずれていなかった。強いチカラで振り回したわけではないのだな。

ここにはカラスもいる。トビが頭上を旋回していたけど、どうだろ木の茂みをかき分けてわざわざ入ってくるのかなぁ。

バリケードを築こうと、重い石を・・・

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とりあえず、水際の石だけはふさいでおこう。しかし重すぎてビクともしない。だったら、別の大きな石を重ねて段差をつくり、簡単には近づけないようにしよう。バリケードを築くんや!

これより一回り小さいサイズの石を見つけた。重そうだけど、がんばればイケるかな? よいしょ・・・と持ち上げたその瞬間・・・

ピッキ ――――――――ンッ!! 

息が止まる。おめでとう!! ぎっくり腰です!!! 

今すぐこのクソ重い悪魔の塊を下ろしたいが、もうどこでギブアップしても同じだ。目的の場所まで運んで、虫の息でミッションを終えた。

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できた。極小ではあるが、わたしにとっては万里の長城だ。末代にわたって我が皮を守ってくれ。

現在、接骨院で治療中。くしゃみもヤバい。21日の大阪出張までには治さないと。

そして時同じくして、先日軽トラで突っ込んで破壊してしまったシャッターの修繕見積もりも届いた。

◆壊したときの話

シャッター一部取り換え10万円。全部取り換え20万円、也。

ゴーン、ゴーン、カルロス・ゴーン。嗚呼、どこかに飛んでいきたい・・・。

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