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桜の名所・吉野町の桜鮎を自宅で堪能

こんにちは。吉野アンバサダーの北川りさです。

皆さん、『桜鮎』を知っていますか?
千本桜で有名な奈良県吉野町。この町に流れる清流吉野川が育んだ鮎は、コケと一緒に桜の花びらを食べるとの言われがあることから、『桜鮎』と呼ばれています。
この貴重な『桜鮎』をご自宅にいながら、ふるさと納税の謝礼品として味わうことができるのです。

桜鮎を自宅で楽しむ方法

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桜鮎を送ってくれるのは、吉野山の中千本地区にある『枳穀屋』。
千本桜のお花見をした後に、桜鮎や天女魚の塩焼きや鹿肉の串揚げなどが味わえるお店です。奥にイートインコーナーがあり、店内で食べることもテイクアウトもできます。
桜を愛でてから桜鮎も味わえるなんて、吉野の桜を2倍楽しめちゃいますね。

この桜鮎を自宅で味わえるのですから、こんなに嬉しいことはありません。
私も吉野町にふるさと納税をおこない、謝礼品として「桜鮎」を選んでみました。

待ちに待った『桜鮎』が自宅に到着!

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中千本のお店では桜の季節にも桜鮎が味わえますが、ふるさと納税の謝礼品の場合は、鮎の漁解禁に合わせて6月初旬から10月31日までの期限限定発送。ふるさと納税を1万円〜1.5万円おこなうことで、桜鮎の塩焼き7尾を送ってもらえます。

吉野町の人の温かさが伝わってくるのが、配達中に雨に降られても大丈夫なようにビニールに包まれて送られてくるところ。
手書きで宅配便の担当者に「この面を上にお届けお願いします」とまで書かれていて・・・。
細やかな心遣いが身に染みます。

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ビニールのパッケージを開けると、風呂敷包みが現れました。
今まで数多くのふるさと納税の謝礼品を受け取ってきましたが、こんなに丁寧に包まれた品はなかなかありません。

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ずっしりと重い包みの中には、アルミ貼りの紙折詰に桜鮎がドーンと並んでいました。芳ばしい香りが部屋中に広がります。
尾びれや胸びれには飾り塩が施され、1尾ごとに川で泳いでいるかのように串打ちされて丁寧に焼かれた桜鮎。思わず、
「わー、美味しそう!」
と、歓声が上がりました。

鮎は香魚とも呼ばれており、品質の良い鮎は「若草の香り」などと例えられる独特の芳香を持っています。その香りも産地によって異なります。餌となるコケが産地によって異なることから、香りが違うのだそうです。
桜鮎は、吉野ならではの香りを持つ貴重な魚なのです。

わが家は鮎好きの夫の影響で、鮎の有名産地である高知県四万十川の鮎や岐阜県長良川の鮎をお取り寄せしてきましたが、吉野の桜鮎は今まで食べた鮎の中で一番上品な香り。清流吉野川のコケや桜の花びらを食べて育ったと聞き、納得してしまいました。

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「鮎はパリッと焼かれた皮が特に美味しい」というのが私の持論。
自宅で上手に焼くのは至難の技なのですが、この吉野町の桜鮎はプロが塩焼きした状態で送ってくれるので、事前に数分間温めたオーブントースターに入れて、約10分間焼くだけでOK。焼き立ての皮パリッ桜鮎が味わえます。

ふるさと納税の謝礼品の中には真空パックされて送られてくる魚もありますが、皮がしっとりしてしまうので、この紙折詰での配送は我が家では好評。作り物ではない、本物の葉が添えられているのも心憎い演出です。

早速、この葉もお皿に盛り付け、トースターで皮をパリッとさせた桜鮎をいただきました。

口の中に入れると、鼻腔まで香りが広がります。
身も淡白過ぎず、しっかりとした旨味あり。
食感が違う皮と身が、口の中で複雑な味わいを生み出してくれました。

ひとり2尾をペロリ。尻尾まで美味しく食べちゃいました!

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翌日は桜鮎の炊き込みご飯にも挑戦。

挑戦といっても、研いだお米に昆布と市販の麺つゆを適量加え、桜鮎の塩焼きを乗せて炊飯器のスイッチを押しただけですけど・・・。

結果は大成功!!
炊き上がった後に、ネギを散らしてみました。

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そのままお皿に盛り付けただけで、ごちそうに見えませんか?

素材がイイと、手間を掛けなくても美味しいものができます。
桜鮎の香ばしさがご飯にも染み込み、白身もよりふっくら炊き上がりました。

そのまま、桜鮎ごと頭から食べるも良し、身をほぐして混ぜ込んで食べるも良し。
お好みで余すことなく丸ごといただけます。

塩焼きとは異なる食感も堪能して、あっというまに家族3人で7尾を完食!
電子レンジで温めるだけでも、手軽に美味しく食べられますよ。

吉野山の桜と桜鮎

吉野山の桜は『古事記』を始め、さまざまな歴史の舞台に登場します。

豊富秀吉が徳川家康や伊達政宗ら5000人もの供を連れ、吉野山に花見に訪れたというほど、多くの人々に愛されてきました。

ご自宅でこの吉野の桜を食べて育まれたと言われている『桜鮎』を味わい、
いにしえの歴史や文化に思いを馳せ、知的好奇心を満たしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、ご賞味くださいませ。
(撮影・文/北川りさ)

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