見出し画像

外野からいいねって言うのは簡単なんだった

昨日、恋人と遊びに行った帰りに言われた言葉。

桜木町から横浜までの一駅でこんな会話をした。

私「私、金髪で就活しようと思うんだよね」
恋人「へえ。いいじゃん」
私「髪色で落とすやつはこっちから願い下げだよって意思表示するの」
恋人「いいね」
私「友達と話してた時もやっちゃいなよ~って言われた」
恋人「待って。外野からいいねって言うのは簡単なんだった。やめたほうがいい。後悔のほうが大きいと思うよ」

あ、私この人のこういうところが好きなんだな、と思った。
私に対してちゃんと「他人」でいてくれるところと、人のふり見て我がふり直せるところ。束縛するでもなく、手放しに肯定するでもなく、暴走しそうなときにちょっと引き戻してくれる。

相手を全肯定するより、一部だけ否定するほうが難しいと思う。
「いいね!」「やっちゃえ~」とわりかし簡単に言えるのは相手に責任を持たなくていいからで、本当にいいと思ってるから、寛容だからだとは限らない。そこを履き違えて「なんでもいいと思える寛容な自分」に酔ったり、他人からの肯定に軽率に気持ちよくなったりしちゃいけない。これは反省であり自戒でもある。

とにかく、私がnoteでちんことかパンツとか言っても止めない彼が(必要だと思うから書いてます)、私の未来の後悔を思って止めてくれたのが嬉しかった。愛されてんなあと思った。覚えてるかは知らんけど。

外野からいいねって言うのは簡単。いろんな多様性について考えるとき、頭の片隅においとかなきゃいけないね。それを自覚したうえでいいねって言わなきゃいけないときも往々にしてあるけどね。

全然関係ないけど、彼は今日髪を切ってきたらしく、自撮りを送ってきました。撮り方も角度も、盛る気がさらさらなくて面白かったです。でも、軽率にいいねって言いました。反省。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?