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逃げた2月の旅の記録

早々にnoteにまとめたいと思っていたのに、気が付けば3月中旬。
てっきり、3月に旅したものだと思っていたが、確認したら2月末のことだった。時間の流れが早い。

大分県中津市、約数時間の日帰り旅。
この旅の目的は、散歩と読書である。

水分と、ポリポリつまめるうまいやつ。

午前中に出発し、歩く。それから電車を乗り継いで、中津まで長時間ゴトゴト揺られる。現在無職を謳歌しているため、鈍行で向かった。あり余る時間をふんだんに使い、出費はそこそこに抑える。
電車に揺られている間、読書に耽る。たまに車窓に目を遣って、知らない駅をしげしげと観察したり、線路上に咲いている菜の花を見つけて春の訪れを感じたりしていた。

そうやって電車に乗っているのは心地がいい。読書は捗るしとにかく楽しいので、降りるのが惜しい気持ちになってくる。

正午過ぎに中津駅に到着。キリの良くないところで本を閉じて下車。

駅舎は少し古さがあり、初めて降り立った駅だが、どこか懐かしいような気分にさせられた。

なんか良い。
福沢諭吉先生

少し歩いたところで、お腹が空いてきた。
店を探す。
大通りから一本入ったところで、うどん屋を発見。そこで、中津名物のからあげ、それと、おにぎりと味噌汁を頼む。
うどん屋さんに来ておいてなんだが、どうしても米が食べたかった。しかも、定食メニューだと多くて食べきれなさそうだったので、単品で定食を組む。

からあげは5個盛り。外はカリカリ中はジューシー。醤油ベースの味付けがしっかり効いている。香ばしい匂いが食欲をそそり、夢中になって食べた。

しかしこの時代、タッチパネルの注文システムが本当に増えたな。ここも例外ではなかった。
あとから来店したおじいさんが苦戦していたが、その隣のサラリーマンの方が親切に教えていて、私はからあげをかじりながらほっこりしていた。

食後、散歩再開。
早くも帰りの時間が迫っていたので、駅からほど近い場所をウロウロ。
すぐそばに商店街。吸い込まれるようにして入っていき、突き進む。飲食店などがちらほら。
駅に戻り、お土産を買った。散歩と読書が目的の旅とはいえ、せっかくだしね。
和と洋の、お茶にもコーヒーにもよく合うお菓子。はまぐり焼きの方は結構なボリュームで、これおやつではなく朝食とかにしてもいいのでは?と思うほどだった。

「元気かい?」と書かれたのぼりが掲げられている、ちょっと寂しめな商店街。
洋と和
栗と粒あん入り。はまぐりの形がかわいい。

滞在時間は、約2時間。
ひとり、ウロウロ歩き回ってパクパク食べた。
また電車を乗り継いで、読書しながら帰路に就く。なんとも充実した旅であった。

こういう旅は定期的にしておかないと、なんとなくだめになりそうな気がする。
かといって義務的にやっているのではない。「行きたい!!」的な発作というか禁断症状というか、なんかそういうのが出てくる。
今は時間がたくさんあるので、近場でもそれなりに旅的なことはできる。

怒涛の勢いで逃げた2月。
私はその途中で30代に突入。
私の20代も、ものすごい速さで過ぎ去っていったのを感じていた。

色々と考えなければならないこともあるけれど、とにかく今は、心も体も時の流れに任せてゆったりと過ごしている。

また禁断症状が出たら、いやそうでなくても、またどこかへ寄って、たくさん歩いて本を読もう。

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