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【詩】内側

わからない未来は演じているうちに過去になり、歌声は輝きを失った。
きらきらと輝く目に引き寄せられて歌う。
有名な画家はみんな不幸だったのか。
不幸であればそれは伝説になるのか。
それが創られた不幸だとすれば、私の。
私の不幸はどんな味がするのか。
静けさと安寧の中で生きるのにどうして。
どうして喧騒を求めてしまうのか。
うるさいと遠ざけた声はそれを人が恋と呼ぶもので、私には不要なもの、不用意なもの。不適切なもの、不用心なもの。
静けさの中で私は鳴らす、心の、内側を。



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