【連載】「こころの処方箋」を読む~6 言いはじめたのなら話し合いを続けよう
自分の意見を伝えることの大切さが説かれる時代である。それは河合の時代から続いている。
妻が夫に意見を言うな、妻は夫の言うことに従え、というのは時代錯誤のように思えて、未だに絶滅していないらしい。
労働者だってそうだ。雇用主と労働者の関係は対等であり、労働者は声を上げる権利があると法律でうたわれ、学校教育でも学ぶのに、未だにもの言えぬ労働者、ものを言わせぬ雇用主がいるらしい。
未だにそんな風潮や習慣の中に生きる人々がいる中で、自分の意見を伝えることの大切さが説かれるのは当