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何が大変さを感じさせるのか?・・考えてみたい

数年前、とあるネット記事のタイトルを見て、残念な気持ちになりました。
毎年、年度末にかけて誰かの号令で目覚め始めるかのように増えてくる、PTAに対して否定的な記事。

「なぜPTAはすべての母にとって苦痛か」
というタイトルでした。

悶々としたまま、こんなことをつぶやきました。

とりとめのないつぶやきです。

「なぜPTAはすべての母にとって苦痛か」
という記事タイトルを見かけました。

僕はたまたまいい人に恵まれて5年間過ごしてきただけなんだろうか?と考えたりします。
お互いに協力し合って、できることを出し合いながら進めてきたのは、僕がそう勘違いしてるだけなのか?とか。

押し付け合って、誰かに負担が偏ってしまって、苦しんでいる人がいるのは、目を背けてはいけない現実なんだと思います。
でも、悪いことばっかりではないし、むしろそこから大人が何を学んでどうするかが大事だと感じています。

5年間PTA会長をやらせてもらい、たった5年で何が分かるんかと言われたらそれまでだけど、僕は楽しかったし、この地域に住む人たちが暮らしやすくなるようにみんなで協力していきたいと思えるようになりました。

たまに、改革ありきというか、変えることが正しくてその前提で見ているような意見も目にすると、なんか残念な気持ちになります。

僕がそう感じてるだけかもしれません。そもそも、その地域のことを知らないし。

「委員も役員も、働いてる人が多かったり、それぞれ事情があると思います。困ったことや気になることがあったら、出し合って工夫していきましょう」
って共有すればいいと思うけど・・。

いろいろ考えながら、すごく困るような状況をまだ経験していないから世間知らずなだけかなというところに着地してしまいます。
そのくらい、いい人たちに恵まれたってことでしょうね。

最初に戻って記事のタイトル。
「すべての母」と言ってる時点で、こんな記事が出回るから、変な見方が広がるんだろうと感じました。

<2018年2月の投稿より>

当時、この投稿に対して、母親としてPTA活動に関わった友人から、なかなか味わえない程の愉しい時間だったよとか、やってよかった(やる価値があった)のコメントもあり、少なくとも「すべての母」ではないことが分かりました。

苦痛を感じる人もいるし、やりがいを感じる人もいる。だったら、どうすればよりよくやれるか、を考えたい。

「大人の背中を、子どもに見せる」と考えても、苦痛を押し付け合ったり、否定し合うような大人は、イヤだなと思います。
「友だちと仲良くしよう」とか、「みんなで協力して何かを成し遂げよう」とか、子どもに言っておきながら、大人が実践できているのか・・・。疑問に思います。
PTAは学校を中心に活動しています。もし、子どもに、「なんでそんなに学校のことがイヤなの?お母さん・お父さんが文句言ってるところに、どうして僕が行かなきゃいけないの?」と聞かれたら、どう答えるんでしょうか。

残念ながら、ネットで検索すると、否定的な記事はすぐに、そしてたくさん見かけるのに、よかった話はあまり見かけません。探し方が悪いのか、と悩んでしまうくらい、頑張らないと見つからないようです。
PTA活動は、地域のことに関わる入り口のひとつ(他には、幼稚園や保育園の保護者会、子ども会、町内会などがあります)。その貴重なひとつが、ネガティブなものとして認識されたら悲しい。。。

ヒヨコが、初めて見たものを親だと思うように、僕たちも、初めて見た情報をそれのすべてだと受け取ってしまう可能性があります。

だったら、PTAのことも、地域のことも、少しでも良さを感じてもらえるような情報を発信して、ネガティブなイメージに覆われる前に見てもらいたい。そう思いながら、できるだけ地域のことも発信するようになりました。
積極的に活動するまではいかなくていいから、少しの好意と関心を寄せてもらいたいと思っています。

こんなことを、書いたり、話したりしているうちに、「だったら、地域のこと話してほしいです」と依頼をいただきました。
福岡テンジン大学の授業コーディネーター、みねさんに。

僕たちが、毎日暮らしている地域。仕事や、友人、趣味のつながりに夢中になっている時には、どちらかと言うと見落としがち。そして、何となく敬遠しがち。きっと、少し積極的に情報収集しないと、3年前につぶやいたようにネガティブな情報の方が勢いがあるから。

でも、僕たちがどんなに嫌っても、ずっと変わらずにそこにあります。
「一歩踏み出してみたら、案外悪くない。意外といいね。」なんて声を聞くこともあります。

地域とは何なのか?
何が大変さを感じさせるのか?
関わることで、自分にとって、地域にとって、どんなメリットがあるのか?
踏み出した先に、何が待っているのか?

みねさんの息子さんは、そこにヒーローを見つけたようです。


30代からの地域との関係づくり入門~新たなつながりのもたらす人生の豊かさとは!?~

のタイトルでお届けする地域の授業。
お届けする、と言うよりも、参加してくれた人たちと一緒に考えてみたいと思っています。

会場は、大好きな場所を使わせてもらえることになりました。地域活動の拠点になっている、古民家です。そこにいるだけで、癒されます。


さて、ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

よかったらもう一歩、こちらのページまで読んでみてください。

会場でお会いできるのを、楽しみにしています。

※illust by:mizuiro68さん/ イラストAC

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